夜中に何度も目覚めてしまったが寝不足という実感がまるでないのはどうしてだろうか。仕事をしていても睡魔に襲われるということはなく、思考回路はそれなりに快調で、手もよく動き、視点が泳いだり止まったり、ブラックアウトしたり、といった事態も起きない。忙しさの緩急はあったものの夜まで効率的に作業できた。だが、そこでプッツリ。風呂で寝てしまった。
読書は保坂和志「鉄の胡蝶は(以下略…タイトルが微妙に変わるので)」(「群像」2019年6月号掲載)。共感と反感の入り混じった読書体験。作品の語り手と語りあうようにして読んでいることに気づいた。