六時起床。目覚めた直後は不思議と体がさらりとし、汗のアの字も感じず、この快適さが毎日つづけばと本気で願ったが、身支度を始めるとたちまち体が湿りはじめ、顔に、首に、胸や背中に、じっとりしたものが広がっていく。かきはじめの汗は不快だ。体をしっかり動かしてしまってからかく汗はそれなりに受け入れられるのだが。もっとも、汗を受け入れたところで、暑さで不快なのはさほど変わらない。
実家から両親が趣味でつくっている野菜が届いた。トマト、ゴーヤ、モロヘイヤ、空心菜、きゅうり、かぼちゃ。ありがたい。
午前中は汗をだらだら流しながら、掃除に専念する。今日は40度超えが懸念されるくらい暑い一日になるという。暑い。
午後は歩いて吉祥寺へ。西荻駅を通過するあたりから、中央線の高架下を歩いて住宅街を抜けていく。大きな日陰ばかり選んでいるから、暑くてもそれなりにしのげ、不快さはない。蝉時雨も楽しい。だが吉祥寺の駅前に出た途端、一気に気温が上昇したのを肌で感じた。
パルコに入っているスポーツショップで、ランニング用の帽子を新調した。1年以上、いや2年くらいか、使いつづけて、使うたびに洗濯したものだからボロボロになってしまった。ペナルティというメーカーのもので、通気性がよさそうだ。そのまま歩いて帰った。合計6.5km。
夕食は空心菜の炒め物。
夜はランニングへ。昨日は通過した台風の影響で風が強かったが、今日はほぼ無風、湿度が高すぎて、あまりに一般的な表現だが蒸し風呂の中を走っているような気分になった。飛ばして走るつもりなんてまったくなかったが、スピードも出ない。通気性のいい帽子が役に立っていると感じた。時折空を見上げると、月齢17ほどだろうか、おぼろ月の光が優しく広がっていた。よそ見していたら、飛行中のカナブンにぶつかった。カナブンも月の光でよそ見していたのかも。約7km。
大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近代篇33 美からの逃走」(「群像」2019年9月号掲載)のつづき。ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を媒介して、印象派の絵画における(イデアの)再現不可能性とリアルさについて考察している。ウィトゲンシュタイン…感情や先入観を切り捨てた上で純粋に論理的に考え理解するということができないと、読めないんだよね、この人の本は。
ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 シリーズ世界の思想 (角川選書)
- 作者: 古田徹也
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/04/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: ウィトゲンシュタイン,野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/08/20
- メディア: 文庫
- 購入: 29人 クリック: 278回
- この商品を含むブログ (201件) を見る