五時三十分、目が覚めてしまう。そのまま起床。外は雨のようだ。身支度をはじめるとすぐ葵がやって来て、遊べとせがむ。乱れたパジャマのまま、しばらく追いかけっこをする。葵、妻とはネコジャラシで遊ぶなど猫らしいふるまいをするのだが、ぼくと遊ぶ時は幼稚園児のようだ。あるいは、子猫の兄弟同士がじゃれて遊んでいる時のような感覚。おそらく、ぼくを飼い主ではなく兄弟と思っているのだろう。
久々の土日まるっとオフだ。しかし、あいにくの雨。出かける予定はない。
午前中はせっせと掃除。
午後は「テネット」が話題になっているクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト ライジング」を観た。ノーラン版バットマン三部作、最後だけ観ていなかったのだ。期待通りの内容だった。三部作、バットマンの誕生ではじまり、ロビンの誕生で終わるってわけね。ぼくはアメコミ映画があまり好きではないのだが、バットマンだけは別。なぜだろう。「インターステラー」がとても好きだから、ノーラン監督が気に入っているのかもしれない。
夜は「キングオブコント」。空気階段が健闘してくれたのがうれしい。
読書は堀江敏幸「二月のつぎに七月が」(31)(「群像」2020年10月号掲載)を少しだけ。乗り物酔いの思い出。ぼくも子どもの頃は弱かったから、すごく共感できる。