五時四十分起床。目覚めた直後は真っ暗だった空は身支度を進めるにつれ少しずつほのかに明るくなり、墨色からセピアがかった灰色に、そして明るい灰色に、と緩やかに変化している。空の色の移り変わりと朝の寒さは比例すると思っていたが案外そうでもなく、空が明るくなってもなお寒い。
仕事。某案件の構成とコピーの別案をひたすら考えた。意外につくったメモやラフスケッチの数は少ない。アタマに一定以上の情報が入っていると、時々こんな状態になる。いきなりMacに向かってキーを叩きマウスを滑らせながら、考えることができる。いや、逆か。考えるほうが先ではある。ただ、Macに文字やら図形やらを入力するまでのタイムラグが、驚くほど短くなる。これが常に起これば、時短できるのだが。
夕方、予定していたところまで早めに終わらせることができたので、年賀状に取り組んだ。住所録アプリのメンテナンスからはじめないと、宛名書きソフトを使うことができない。近頃は大きな会社になると大抵春先に大幅な組織変更をするので、たいてい所属部署は入力し直しとなる。昇進なんて喜ばしいこともあるし、転籍や出向ということもある。
夕食は豚汁を食べた。
村田喜代子「新「古事記」(13)」(「群像」2023年1月号掲載)。日米のこじれ。こじれたから戦争になったのではなく、戦争になると同時にこじれた…のかもしれない。そんなことを思わせるエピソード。