わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

春陽いろいろ

 六時三十分起床。急に寒くなると散々天気予報に脅された。なるほど確かに窓の結露は昨日より多い。明け方の冷え込みは激しかったのだろう。しかし、キンと冷えた空気は部屋の中まで伝わってこない。陽射しは柔らかで、それでいて冬の朝の弱々しさが消え、強い芯のようなものが一本加わったように思える。ここ数日、新聞を取りに外まで出たときに浴びる朝陽が心地よいと感じるのは、この芯のおかげか。しかし、朝吐く息はまだ白い。深呼吸する。口から一気に吐き出た息は、一瞬ゆらゆらと顔の前でまごつくように広がり、たちまち春の陽に消える。
 仕事。某住宅メーカーWebサイト、某健食メーカー企画など。坐骨神経痛の症状が一段落したせいか、集中できるのがうれしい。
 午後より外出。荻窪駅までの道のりが妙に明るく感じられる。道が明るい、そう感じた。マンションやビルの外壁が陽の光を明るく反射させているからだろうか。壁は明るい。アスファルトも夏ほどではないが黒く輝いているように見える。冬の陽は建物の壁に吸収されてしまうのではないかと思えるほどに弱々しかったのに今さら気づく。
 十五時より某住宅メーカーの打ち合わせ。十九時過ぎまで。帰りがけ、荻窪ルミネの「モロゾフ」で、プリンをふたつ買って買える。ホワイトデーだ。
 二十時前、また冬に戻りかけたか、そう思わせる冷え方。だが身を縮めて歩くほどではない。夜空を見上げてみた。春の雲は南側に押しやられ、空いた部分に澄んだ冬の夜空が名残惜しげに広がっている。星がきれいだ。上を見上げながら家まで歩いた。
 零時過ぎまで仕事。