わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

[今日のドウブツ]お留守番

 明け方、遠い雷鳴に起こされるも睡魔に勝てず。七時四十五分起床。雨はまだ降っているようだ。ジョギングは断念する。肌寒いというのに、花子は寄ってくるそぶりもみせず、ケージの上に敷いた綿の布の上でアンモナイトのように丸まり、エリザベスカラーをわずかに揺らしながら寝息を立てている。そのまま起こさずに、身支度をはじめる。
 午前中から仕事。某IT企業PR誌、某IT企業(前出とは別の会社)会社案内など。カミサン、午後から個展会場へ。一人と二匹と一羽になって、静に仕事をつづける。花子は古い事務机の座面に丸まって眠りつづけている。麦次郎も押入れで熟睡しているようだ。ぷちはときおりぼくの気配を感じるとキョインキョインキョキョキョ、キョッキョキョキョと叫ぶ。黙っているときは寝ているのだろう。ぼくだけが目を覚まし、黙々と仕事をしている。静かだ。静けさには、Keith Jarrettのピアノソロがよく似合う。

The Melody At Night, With You

The Melody At Night, With You

ザ・ケルン・コンサート (紙ジャケット仕様)

ザ・ケルン・コンサート (紙ジャケット仕様)

 十七時過ぎ、仕事がようやく落ち着く。珈琲を二杯ほど飲んでから荻窪駅前まで買い出しへ。雨は止んだようだ。夕暮れ時の、湿り気を帯びた空気がわずかに冷たい。こんなときに深呼吸するのが好きだ。
 「カルディ」でスパイス数種、西友でタマネギ、豆乳など。十八時三十分、駅で個展会場から戻ったカミサンと合流し、家までいっしょに帰った。
 夕食はレンズ豆のカレー、ココナッツミルク風味。スリランカ風のつくりかたなのだが、コクを出すためにカツオブシを使う。そのせいだろうか、カミサンが、このカレーでうどんを食べてみたいと言い出した。食後、豆を入れないだけの、おなじつくりかたのスープをもう一度つくった。明日の昼食は、これでインチキカオソイうどんにしてみるつもりだ。
 カミサン、個展に来てくださった方からたくさんおみやげをいただいた。ありがとうございます。ありがたくいただいております。カミサン、おみやげにはみなさんの個性が出ていておもしろいよー、と言っていた。ぼくが気に入ったのは、どう見てもジャリのチョコレート。高級品のようだ。ありがとうございます。


 夕食後は音楽を聴きながらのんびり過ごす。今聴いているのは、David Sylvianの「Alchemy : an index of possibilities」。

Alchemy: An Index of Possibilities

Alchemy: An Index of Possibilities

 花子は明け方とおなじ場所、おなじポーズですやすやと寝ている。傷の部分の恢復は順調だ。カサブタが粉のようになってぽろぽろとはがれ、その粉がエリザベスカラーにちらちらと付着している。
 写真はぶるっと身震いしている最中のぷちぷち。