わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

真夜中のハッスル/さよならカモちゃん

 三時、花子が何やら落ち着かぬ素振りをするのを感じて起きる。リビングで麦次郎が大暴れしているのを感じ取り、その様子がヘンだと思ったのか、少々不安になっているようだ。なだめる。まあ問題はないようだ。それより麦次郎だ。昼と夜が等分になるのがおもしろいのか、今が新月なのに腹を立てているのか、なんだか理由はよくわからんが、一昨夜、昨夜と夜中に騒ぎ出している。カミサンによれば、布団に入り明かりを消すと、それまでおとなしく寝ていたというのに、急に態度が変わって檻から放たれた猛獣のように暴れまくるらしいのだ。そんな状態が夜中に何度か起こるらしい。一時期、花子が夜中にフニャンフニャンと鳴きわめいたり眠るぼくにかみついたりすることがあったが、あれに少々似ていなくもない。とかく、ドウブツたちとはわかりあっているといくらニンゲンが信じていても、こうした不可解な行動を目の当たりにすると、理解できないことに対する不安や不満が湧き上がってくる。不可解な状況は、犬ならせぬようしつければよいが、猫の場合はただひたすらに飼い主が受け入れるしかない。猫と暮らすのは難しいことでもあるのだ。
 七時起床。春分の日だが仕事した。夕方、おやつにおはぎ、桜餅、草餅を食べた。全部つぶあん。
 夕方は荻窪西友へ。服飾雑貨売場で、古くなってしまったDパックの替わりと散歩の友の帽子を購入した。食料品売場でメザシ、ケールの芽、豚肉などを買ってから帰宅。
 某寺院で先日逝去した鴨志田穣氏の通夜をしているのを見かけた。破滅型の人生だったかもしれぬが、すくなくともそこには自由があった。自由は常にリスクを伴う。カモちゃんは、そのリスクをも平然と受け入れることができる貴重な男だった。お疲れさまでした。天国で橋田氏と一杯やってください。そして西原さん、子どもたちとカモちゃんスピリットをしっかり守ってください。