「黄色い箱」。あれ、これって短編集じゃなくて連作短編集?
ほとんどどうでもいいことをネタに、読者を強引に引き込んでいく。思い付いたことを延々と話す老人がよくいるが、あれにちょっと似ているような。何が言いたいのかよくわからんのだが、なぜかその話の流れも、話自体も、おもしろくてつい聞き入ってしまう。これと同じような作用がこの小説にはある。と思うんだけど。
- 作者: 後藤明生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/10
- メディア: 文庫
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