わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

後藤明生『首塚の上のアドバルーン』

 4章目「『平家』の首」。平家物語における「首」についての考察。戦で切られる首。その、切られる瞬間の「血」のなさ、そして切られてからの「血」のなさ。ある種の美学なのだろうか。血を感じさせない、という様式。

首塚の上のアドバルーン (講談社文芸文庫)

首塚の上のアドバルーン (講談社文芸文庫)

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