わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

街と森を行き来する

 五時五十五分起床。右腕の付け根、まだ痛みが残っている。激痛ではないのだが、そのまま痛む部分を取り外せそうな感覚。違和感が強い。
 午前中はちまちまと作成していたわが社のホームページのデータをFTPでアップ。ついでにサイトマップxmlを組み込むなど、SEO対策もしておいたのだが、どれくらい役に立つかは未知数。
 午後は打ち合わせを二本ほど。雨。雨足は強弱を気まぐれに変えつづける。肌寒いのだが、早足で歩けばそれなりに汗ばむ。
 夜、表参道へ移動。「くんかれ」http://kunkare.jp/で燻製カレーというのを食す。トッピングされたチーズ、卵、ベーコン、鶏肉だけでなく、カレールーまで燻製されている。燻製の香ばしさとカレーのスパイシーな香りは相性がいい。複雑に絡み合い、互いを引き立てあっている。もっとも、そう強く感じるのは最初の何口かだけで、食べ進むにつれて、燻製の香りよりカレーの香りが強くなっていくような感じ。慣れの問題なのだろう。

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 少し時間が空いたので、傘をさしたまま青山通りをぶらぶら。大好きなブランド、Yohji Yamamotoの本店に入る。本店は何年ぶりだろう。商品はデパートのテナントで見たものが大半を占めていたが、やはり気分が違う。
 十九時三十分、コムデギャルソンのビルの二階にある宣伝会議のセミナー会場で、宣伝会議デジタルマガジン読者限定のセミナーに参加。講師は元博報堂のアカウントプランナー/コピーライター、磯部光毅氏。現在、雑誌「宣伝会議」で「手書きの戦略論。」を連載している。年下だ(苦笑)。テーマは「戦略思考とアイデア開発が両立する人材になる方法 〜「論理脳」と「発想脳」の身につけ方〜」。このタイトル、まさにぼくがビジネスとして展開していることそのものなので、受けようと思った次第。セミナー内容を要約すると、マーケティング手法が進化し市場も複雑化した現在、必要なのは論理的思考とクリエイティブ的思考の両方。このふたつを、磯部氏は、整理された「街の思考」と、魑魅魍魎が跋扈する「森の思考」に喩え、それぞれに思考法があると説明。広告に携わる人間は、街と森を自在に行き来できるスキルを身につける必要があると主張されていた。さらに磯部氏は、街で2つ、森で6つ、合計8つの思考法を紹介。街は「演繹法」と「帰納法」。森は「連想」「組み合わせ」「類比」「逆転」「仮説」「仮想」。それぞれを、動画を交えながらユニークに解説してくれた。いずれも日常的に使用している手法だし、まとめ方に独自性があるとしても手法自体は「オズボーンのチェックリスト」の派生版で目新しいことはなかったのだけれど、ちょっとずらした視点から再体系化すると、とても新鮮に感じられる。同時に紹介されていたソニーCSRふなっしーの事例も、分析するとまさにこの思考法に基づいたものであることがわかり、非常に興味深かった。
 二十二時、帰社/帰宅。読書はこれからかな。

 

ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる

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