わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ぬるい加齢

 四時三十分、近所の猫の喧嘩の声で目が覚める。あうぅうううう、おうぅううう、ふぅううう、ぎゃぁああああ、と延々繰り返している。麦次郎が興奮し出すのではないかと思って様子を見に行くと、いつもどおり、廊下にぱたりと倒れてグースカと寝ていた。
 六時十五分起床。朝がぬるい。部屋の空気も顔を洗うときの水も自分の体温も汗もぬるい。ぬるさにつつまれながら、四十六歳になった。
 午前中は掃除に精を出す。長毛種の花子が亡くなってから、部屋の掃除にかかる時間がやや短くなった。家事が楽になるのはうれしいが、たいへんだたいへんだとぼやけないのがちょっとサミシイ。麦次郎、邪魔な場所ばかりにいるのでその都度抱きかかえてどかすのだが、そのたびに、にゃー、にゃー、と抗議するように何度も鳴いた。
 掃除終了後、買い出し。西荻ガード下の名物八百屋で、青森で取れたというカブを購入。最北端で、他の農作物は何を植えてもだめだった土地のものらしい(地名は忘れた)。今年最後のカブになりそう。好物なのだが。
 無印良品で買った冷やし担々麺で昼食。挽肉の替わりにプロテインをそぼろ状にしたものを使った。触感はほぼ変わらず。カロリーは低いんだろうなあ。
 午後は読書など。朝日新聞で「折々のことば」を連載している鷲田清一の『〈ひと〉の現象学』を読了。最後の章は「死」についてだった。花子を亡くした経験と照らし合わせながら読んでしまった。眠いので読書日記は明日書こうと思う。
 十八時、ランニングへ。先日購入したランナー膝対策のインソール「フォームソティックス」を使ってみた。結果は、前回より2kmくらい長めの6.4kmのコースを、一度も歩くことなく完走。いつもは40分以内、早いときは34〜5分で走れてしまう距離なのだが、今日は42分くらいのスローペース。膝は痛みを感じたものの、走れなくなるほどではない。走り終わった後も、痛みで歩けなくなるようなことはなかった。シューズを、adidasのBoston4ではなく、asicsのGT-2000を使ったのもよかったのかもしれない。フィット感はBostonのほうが圧倒的に好きなのだが、今のコンディションでは、ソールが厚めで衝撃吸収性に優れたGT-2000のほうが安心感がある。
 夕食は干物、カブとがんもどきの煮物、エノキサラダ、カボチャの煮物などを食べた。
 食後は「ど根性ガエル」。ダメすぎておもしろい。