わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

瀬戸内寂聴「その日まで」(16)

「群像」2020年5月号掲載。

 前号は未掲載だったので、また体調を崩されたなと心配していたのだが、どうやら「新潮」と「群像」が話し合って、九十八歳の作家が文芸誌に連載二本は大変だろうから、交互に掲載していただくようにしようと話し合われたそうだ。だが寂聴さんとしては、この気配りが気に入らんらしい。今回のエッセイを読むとよくわかる。

 例の美しい秘書が現在産休中で、その妹さんが代わりを務めているようなのだが、お世話の仕方が相変わらずのようで、笑える。先日、ラジオで「子どもの頃に注意したことを、今は親に注意している」みたいな内容の自由律俳句が詠まれていたが、それに近い感覚かな。

 

群像 2020年 05 月号 [雑誌]

群像 2020年 05 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 雑誌
 
いのち

いのち

 

 

→瀬戸内寂聴の作品はこちら。説法や人生訓を語る僧侶としてではなく、ぼやきまくる老女としての寂聴がおもしろい。 

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