わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

こっちは副反応なのだろう

 今朝も五時四十分起床。やや暑い朝。いや、非常に暑いの間違いだ。窓を開ければ、という歌があったが、窓を開ければ、瞬時に熱気が襲いかかってくる。

 十一時、二回目のワクチンの接種へ。特に問題なし。往復の移動の暑さがキツい。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ。

 長めに仮眠をとってから、午後から仕事。軽い頭痛。微熱が出ているようだ。副反応か。だが、猛暑の中を歩いて移動したからかもしれない。某案件のDMの企画を、黙々と。

 夕食後、急に強い疲労感に襲われた。腿、ふくらはぎのあたりが非常にだるい。先日の熱中症の時の感覚に少し似ているような。こっちは副反応なのだろう。少し横になったら、あっという間に二時間が過ぎていた。

 

 読書はワクチン接種会場で15分の待機中、スマホで読んだ徳田秋声「足迹」だけ。読了。この時代のヤマっ気のある男、女にだらしない男、酒に溺れる男といった、いわゆるダメ男たちと、そいつらに翻弄される女たちの悲惨な日常が、お庄というごく普通の女性の少女時代から、所帯を持って暴力夫から逃げ出すまでの半生を通じて描かれている。それほど技巧的というわけでもなく、現代の小説をたくさん読んでいる令和時代のぼくらからすると描写不足や説明不足がある点は否めないのだけれど、それでも十分に当時の人たちの生き方の大変さ(と、ほんの少しの楽しみ)は伝わってくる。