わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

そういうことになっている

 五時四十分起床。雨。雨足は弱いがムラッ気が強いようでわずかながら強まったり弱まったりを繰り返しているようだ。昨日の予報では午後には止むということだったが、例によって予報内容は変わり、終日降ったり止んだりを繰り返すという。特に外出の予定はないというのに雨というと少し気落ちするのは、高校時代の陸上部の時の価値観やら感情やらをいまだに引きずっているということか、それとも常識的に世の中がそういうことになっているからか。

 仕事。午前中は時間が空いてしまうかな、と思っていたが朝からメールやら電話やらが多く、結局夜まで、気を抜いている時間はなかった。

 佐伯一麦枇杷は九年で」(「群像」2022年2月号掲載)を半分くらい。仙台のマンションの一階に住む夫婦の、専有部分の庭に埋められて発芽した枇杷の種が語り手。彼(モノローグが男性っぽい)はなんとか冬を越して元気に成長していたが、ある日、大きな地震を体験することになる。被災者でありながら外側の視点を持てる存在、という点がとても興味深い。