わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

片岡義男「あのバーに入ってみた」

「群像」2022年11月号掲載。片岡義男は日本文学界の宝だと本気で思う。

 五十代の二人の友人同士の男と、四十代のバーのママの、店を介したささやかな交流。最近の片岡さんの作品は、若い世代にさりげなく自分の小説作法、小説技法を教えようとしている、そんな作意があるような気がしてならない…。