わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

「訪問者/クリスチャン・ヒダカ&タケシ・ムラタ展」+α

 五時四十分起床。午前中はあれこれ家事など。午後は妻と銀座へ。

 エルメスへ。メゾンエルメスで「訪問者/クリスチャン・ヒダカ&タケシ・ムラタ展」を観る。二人とも英語圏で育った日系の外国人。ヒダカの作品はニセ中世的な世界観にトリックアートの手法などを取り入れて世界全体を異化している感じ。ご自分のなかに確固たる世界と歴史、つまり空間と時間の流れが存在していて、それを切り取って作品にしているような雰囲気がある。作品の展示方法も独特で、壁に自分の作品世界と極めて近いペインティングを施すことで、来訪者が彼のつくった異世界を案内されているというか迷いこんでいるというか、そんな感覚を味合わせてくれる。とても面白い作品。ムラタのほうはCGが中心。アイデアが極めて独創的で映像はとても面白いけど、ヒダカほどの感銘は受けなかった。

www.hermes.com

 

 つづいて、ポーラミュージアムアネックスへ。「八木マリヨ 八木夕菜 地殻を辿る」を観る。人間と自然、大地のエネルギー、生命誕生の秘密、そんなことをいろいろ想像してしまう作品群。哲学的に考えるのではなく、物語や歴史の流れを想像するという感覚。

www.po-holdings.co.jp

 

 伊東屋へ。妻はミロコマチコのマンスリー手帳を購入。ぼくはお気に入りの伊東屋オリジナル卓上カレンダー。

 松屋によって少しYohji YamamotoやY'sを見てみたが、何も買わずに帰ってきた。