五時四十分起床。まだ日の出前だというのに葵は東に面したリビングの窓から外をじっと見つめている。夜目が利く猫のことだから何かが見えているのだろうが、それが何なになのか、そして何がおもしろいのか、暗すぎてさっぱりわからない。
基本は休日にしようと思っていたのだが、朝のうちは軽く仕事。掃除、買い出し、アイロンがけ。
納豆へぎそばと稲荷寿司で昼食。うまし。
午後は少し読書した後にランニングへ。アキレス腱、かなりよくなっているがまだ調子に乗ってはいけない時期なので、今日もリハビリランニングとした。最初の1kmだけ歩き、2km目からは1kmあたり7分のスローペースで慎重に走った。6kmほどやってみたが、イケる。
家に着いてからは妻と合流し、さらに3kmほどウォーキング。やはり問題ない。
夕食は、桃屋の「きざみしょうが」の瓶詰めとしらすで簡単な丼にして食べた。朝食みたいだが、これがべらぼうにうまい。ヤミツキになる。食事しながら「日曜美術館」を三田。早逝の写真家・牛腸茂雄。とても無邪気そうに見えて、ほんの少し、執着のようなものを感じさせる素敵な写真。渋谷パルコで作品展をやっているらしい。
読書は、「群像」2022年12月号が届いたので、稲垣諭「「くぐり抜け」の哲学(3)」を読んだ。章タイトルは「くらげの人文学史(1)」。英語やドイツ語、ラテン語などの「くらげ」という意味の単語の語源をさぐりながら、くらげと人間存在との関係性をさぐる試み。「息」「呼吸」と親しい関係にあるというのはとても興味深い。