わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」近代編10 終わりなき終わり

「群像」2017年9月号掲載。資本主義以前の社会形態(貨幣、あるいは交換価値そのものが存在しない時代)と、資本主義との本質的な違いを、「労働」のあり方に求めている。より具体的にいえば、その労働は誰のためのものか、という問題。非資本主義(前資本主義って表現したほうがいいのかな)では、労働(ここでは狩猟が主となると考えるとわかりやすい)の目的(食うために捕る)と労働によって得られる対価(食料を得る)、そして誰のためにその価値が消費されるか(自分と家族のため)が固定されているが限定的。一方、資本主義では労働(ここでの労働は工場などでの商品の生産や農作業)の目的と労働の対価(賃金を得ること)が一致せず、さらに労働によって生まれた価値(商品)は不特定多数(市場)に向けられているという点が大きく異なる。だが、この価値の変質だけで資本主義を語ることはできない。ここに「利益の追求と投資による終わりなき成長」という概念を加える必要がある。今回のサブタイトル「終わりなき終わり」とは、まさにこのことだよね。

 

 

群像 2017年 09 月号 [雑誌]

群像 2017年 09 月号 [雑誌]

 

 

 

〈世界史〉の哲学 近世篇

〈世界史〉の哲学 近世篇

 
<世界史>の哲学 古代篇

<世界史>の哲学 古代篇

 
<世界史>の哲学 中世篇

<世界史>の哲学 中世篇

 
<世界史>の哲学 東洋篇

<世界史>の哲学 東洋篇

 
<世界史>の哲学 イスラーム篇

<世界史>の哲学 イスラーム篇

 

 

 

大澤真幸の作品はこちら。

猫を探す

 六時十五分起床。雨。激しいわけではないが強く、雨音が途切れることはない。

 今日もオフ。読書しているか、寝ているか、掃除しているか、という感じ。

 夜はステーキを焼いて食べた。

 

 麦次郎がなくなって、昨日で一ヶ月。実は、妻とつぎの猫を探しはじめている。妻が猫の保護団体と仕事しているので幼い保護猫を引き取ろうと考えていたのだが、なかなか条件に合う子が見つからない。こちらでいいな、と思っても、居住地の問題(例えば「遠すぎる」)などで保護猫団体のほうから断られてしまう。保護猫や保護犬を、と思っても、団体が提示する条件があまりに厳しすぎて諦めたという話もちらほらと聞く。保護猫は探しつづけたいが、一方で繁殖家にもあたったがよさそうだ。

 

クラウドファンディングで資金を募って作成した「ねこ助けかるた」。保護猫団体のネコリパブリックさんからの依頼で、妻がイラストとデザインを担当。ちなみに、ネコリパさんは成猫の保護が中心。我が家はセキセイインコに対して手を出さないように幼いウチからしつける必要があるので、ちびっ子を探している。

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豆鼓醤の味

 六時十五分起床。この三連休は完全に休めるのだが、雨だ。

 午前中は掃除に精を出す。午後は読書したり、映画を観たり。のんびり過ごした。

 夕食は麻婆なすをつくった。豆鼓を切らしてしまったのだが、近所のコープで豆鼓醤という調味料を見つけたので使ってみた。これを使う時は醤油を減らさないと味が濃すぎてしまうな。

 

↓これを観た。スターウォーズシリーズでは、一番おもしろかったけど。登場人物が最後にバタバタ死ぬので観ていてつらくなるのだが。

 

↓ついでにコレも観たのだが、シナリオと特撮、ツメが甘い感じでとてもざんねんだった。キャラクターのリファインデザインはすごくよかったんだけどねえ。

 

 

 

堀江敏幸「二月のつぎに七月が」

「群像」2017年10月号掲載。餅。餅だけで1話。

 

 

群像 2017年 10 月号 [雑誌]

群像 2017年 10 月号 [雑誌]

 

 

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ベランダのジャングル

 仕事がポッカリと空いたので今日は思い切ってオフ、と決めたというのに、ついついいつもどおり五時四十五分に起床。曇天。だが雲の切れ間は多く、青空がのぞいている。ベランダで育てているオリヅルランの中に蝉が落ちてしまい、葉にからんで脱出できなくなっていた。ジャングルに感じたか。

 手帳は(ちょいちょいほかのタイプに手を出しては「失敗したー」と戻ってくるのだが)、ミニ6穴のシステム手帳と自作のリフィルを使っているのだが、今日は時間があるのだから、と思い切って2018年のリフィルをすべて出力した。データはちょいちょい暇を見てillustratorで作ってあったので、あとは出力し、断裁と穿孔をすればよい。

 早めに終わってしまったので、夕方はネットで映画鑑賞。「SPEC」の映画版、1作目だけ観たのだが、2作目・3作目は観ていなかったので、一気に観た。おもしろかったけど、感想は特にないです。

 

 

 

 

諸星大二郎『BOX』(1)

「箱」をテーマにしたサスペンス色の強いホラー。ちょっと異次元的というか。『栞と紙魚子』のムルムルとか『妖怪ハンター』のヒルコみたいのもウジャウジャ出てくる。

 諸星先生、コレもおもしろいのですが、はよ『西遊妖猿伝』の続きを書いてください。悟空とサソリ女の決着を、いや、早く旅を終わらせてあげてくれー。

 

 

BOX~箱の中に何かいる~(1) (モーニング KC)

BOX~箱の中に何かいる~(1) (モーニング KC)

 

 

西遊妖猿伝 西域篇(6) (モーニング KC)

西遊妖猿伝 西域篇(6) (モーニング KC)