わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲロはニンゲンも猫自身もヘコませる

八時起床。体をぴったりとぼくの頬のあたりにくっつけて寝ている花子をそのままに身支度。しばらく布団をたためなかった。 5kmほどジョギング。今日も善福寺川周辺で大騒ぎしている渡り鳥や留鳥たちの様子は相変わらず。道端に枯葉が積もっている。もうすぐ…

小島信夫『月光|暮坂』

「暮坂」。ある美術学校での、作者と同一人物らしき主人公の講演の様子。しかし、こんな講演、聴かされるほうはたまったもんじゃない。話は妙に断片的で、おまけに文学と美術のあいだを行ったり来たりする。話の断片は、みな表面的にはまるで関係ないようで…

かゆい

花子、カサブタが取れる直前らしく、かゆくて仕方ないようだ。エリザベスカラーの上からボリボリとやろうとする。写真は、カミサンがかゆいというのならブラシングすればましになるよ、とブラシを向けたところ、うれしくてたまらなくなり、なんだかよくわか…

King Crimson「Red」「Discipline」

実は二枚とも以前持っていたが、初のCD化のときのものだったので音が非常に悪くて不満だった。CDが増えすぎて半分以上を処分したときにこれらも(愛聴盤だというのに)売り飛ばしてしまった。が、やはり聴きたい。この際iTunesで、と思ったが、登録されてい…

Brian Eno「AMBIENT I --Music for Airports」

名盤。イーノは大好きなアーチストなのだけれど、実はいくつかの作品を聴いただけで全作品を把握しているわけではない。iTunesで安く購入した。だから正確には[購入CD]じゃないんだけどね。Ambient 1: Music for Airportsアーティスト: Brian Eno出版社/メー…

熊谷守一『熊谷守一の猫』

これはぼくもカミサンもほしかった本。守一の美術館、池袋にあるらしい。行ってみたいのだが、なかなか機会がない。熊谷守一の猫作者: 熊谷守一出版社/メーカー: 求龍堂発売日: 2004/09メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (7件) を見る

鳥山石燕『鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集』

カミサンが欲しがっていた石燕の画集。文庫化されて、ようやく気軽に買える値段になった。鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集 (角川文庫ソフィア)作者: 鳥山石燕出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07/23メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 292回この商品を含…

音楽漬けな一日

殺人犯にインタビューする夢を見た。そばに川の流れる草原で、女性の殺人犯に、である。 九時起床。近ごろは花子がもっと寝ていようよと催促するので困る。 掃除、身支度を済ませてからカミサンと善福寺川沿いの遊歩道を歩き、やって来たオナガガモやコガモ…

西荻窪・西荻荘

南口・ゲームソフト屋の「カメレオン某」の斜向かい。「野菜ソムリエのいるRelax DINING & BAR」だそうだ。特に素材にこだわっているというようなことはないようだが、イタリアンをベースに創作性の高い料理を出している。グラタン皿に軽く茹でたアスパラガ…

コロナ・ブックス『作家の猫』

帯には、こう書いてある。 おれの無口なペン先ではとても描写できないほど とらちゃんは愛らしい。--中島らも漱石の「吾輩」から、中島らもの「とらちゃん」まで 作家に愛され、描かれた猫たちのアルバム 敬愛する武田泰淳先生が飼っていらしたタマも、しっ…

ドゥルーズ/ガタリ『アンチ・オイディプス 資本主義と分裂症』

大学生のとき、猛烈に読みたかったものの当時は文庫なんてなく、かといって図書館で借りるには少々内容が重すぎて期間中に返す自信がなく、結局手を出せなかったのが本作。でも、読む時間つくれるかなあ。アンチ・オイディプス(上)資本主義と分裂症 (河出文…

町田康『パンク侍、斬られて候』

ハードカバーで買って読もうと思っていたが、機会を逃し続けているうちに文庫が出てラッキー。というわけで購入。パンク侍、斬られて候 (角川文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/10メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 51回この商品を含…

三遊亭小遊三・春風亭小柳枝 二人会

小遊三と言えば「笑点」の色男&泥棒&イボンヌキャラ。しかし、落語の実力はなかなかのものだ。小柳枝のことはよく知らなかったが、先日観た春雨や雷蔵以上の技巧派と見た。 開口一番 桂ち太郎「子ほめ」…まあ、こんなもんでしょ。前座さんですから。この子…

介護気分

花子、エリザベスカラーをつけた状態ではうまくオシッコできなかったようで、ぼくがちょっとお手伝いしてあげたらすぐにジョジョジョと出した。ゴハンはお皿を口のそばまで持っていってあげて、食べさせた。水もコップをお皿を口のそばまで持っていってあげ…

老人化

父親の誕生日である。何歳だかよく知らない。たぶん六十七くらいだと思う。息子のくせに薄情な、と思われるかもしれない。親が歳を取り老いていくということは、あたりまえなのではあるが、心のどこかでどんどん老人化しているという事実を認めたくないと思…

Y-3

ヨウジヤマモトとアディダスのコラボレーションブランド。ヨウジのもつアグレッシブさ、攻撃性だけを吸収し、スポーティなかたちに昇華させたようなテイスト。ヨウジのコンテクストを借りて作られたアディダス、というのが正しい表現かな。たしか、ヨウジは…

猫砂大散乱

花子、エリザベスカラーをつけたままウンコしようとして、激しくトイレの砂をかいたら部屋中に大散乱した。あの子は、自分の思い通りにならないことがあると力でねじ伏せようとするところがちょっとある。 麦次郎はずーっとおしいれで寝ている。さっき覗いて…

猫とは、そういう生き物だ。

寝相の悪さゆえに布団を蹴飛ばしても、二ヶ月前ならどうということもなかったが、近ごろは肌寒さに目覚め、慌てて布団をかけ直そうとすることがある。しかし、すぐにはかけられない。なぜなら、そんなときは必ず花子が布団に乗っているからだ。猫とは、そう…

小島信夫『月光|暮坂』

「落下の舞」読了。妻の死に落胆する米吉氏の姿に、じつは語り手=作者は深く共感しているのではないか。そして、そこに至るまでの拡散しっぱなしな状況説明は、その構造自体が作者の存在のメタファーとなっているのではないか。そーんな読み方をしてしまっ…

おかげでゴハンが食べられない。

花子、今日はちょっとわがままが多い。昨日、おとといとキヤノンさんが来ていたときに大人しくしていた反動か。 麦次郎は今日もおしいれで眠りつづけている。今はナーンナーンと大声で鳴きわめいている。おそらく、リビングのドア越しに花子がうろついている…

脳みそは限界

六時三十分起床。八時過ぎに家を出る。九時過ぎ、満員の丸ノ内線に乗って霞ヶ関へ。いつもの某IT企業で取材を九十分ほど。そののち、別のご担当者の方と打ち合わせを30分。十三時過ぎ、帰社/帰宅。 午後からは某生命保険会社チラシ。集中して取り掛かってい…