わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

奥泉光『東京自叙伝』

敗戦。そして東京の地霊は陸軍参謀・榊の身体を離れる。東京自叙伝作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (56件) を見る東京自叙伝-【電子書籍】ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > そ…

夢枕獏『人間って何ですか?』

小説家・夢枕獏(実は読んだことない。ひょっとしたら中坊の頃に一冊くらい読んだかも)と、各分野の科学者・学者との、「人間の本質」を探るための対談集。脳研究者、宇宙物理学者のところだけひとまず読んだ。いやあ、知らないことばかりで刺激的。その知…

酸味が欲しい

六時三十分起床。さっさと猫のトイレを掃除したりトリのカゴを掃除したり部屋を掃除したりしてから、仕事。夕方までかかるかと思っていたが、午前中でなんとかなった。カミサンが焼いてくれたパンで昼食を摂ってから、二時間ほど昼寝。少し読書。散歩。涼し…

涼しいから

六時三十分起床。涼しい一日。これなら掃除も仕事もランニングもしやすい。というわけで、午前中は掃除、午後は仕事、夕方は一段落したのでランニング11km。石神井公園をぐるりと。日が暮れてからの石神井は森が深くてちょっとコワイ。 読書は「週刊モーニン…

奥泉光『東京自叙伝』

ノモンハンから第2次世界大戦へ。東京自叙伝作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (56件) を見る東京自叙伝-【電子書籍】ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > その他ショップ: 楽天Kobo…

朦朧の朝

六時起床。起き上がったものの、朦朧としている。頭がというよりも、身体が朦朧としている。動作がおぼつかないということではない。神経系が朦朧としているというか。と書くと、クスリでもやっているようだが。気温が低いためだろうか。それとも、単なる寝…

最近買った本

なんだか購入モード突入って感じ。大半が仕事用です。イケアでつくったオフィス&ショップ作者: イケア・ジャパン株式会社,イケア・ジャパン出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2012/12/06メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を…

奥泉光『東京自叙伝』

猫から人へ。彼は軍人となり、猫だったころの自分の皮でできた三味線に再会する。東京自叙伝作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (56件) を見る東京自叙伝-【電子書籍】ジャンル: 本・雑誌・コミッ…

寝子

五時四十分起床。とはいえ、猫たちが一晩中大騒ぎしていたので熟睡できていない。 仕事。集中している間は大丈夫なのだが、納品を済ませて一段落、というところで猛烈な睡魔に襲われた。夕方は一時間ほど仮眠を取った。

最近買った本

なんだか購入モード突入って感じ。大半が仕事用です。イケアでつくったオフィス&ショップ作者: イケア・ジャパン株式会社,イケア・ジャパン出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2012/12/06メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を…

奥泉光『東京自叙伝』

猫から人へ。彼は軍人となり、猫だったころの自分の皮でできた三味線に再会する。東京自叙伝作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (56件) を見る東京自叙伝-【電子書籍】ジャンル: 本・雑誌・コミッ…

寝子

五時四十分起床。とはいえ、猫たちが一晩中大騒ぎしていたので熟睡できていない。 仕事。集中している間は大丈夫なのだが、納品を済ませて一段落、というところで猛烈な睡魔に襲われた。夕方は一時間ほど仮眠を取った。

今日の事件簿

久々の車内爆睡事件 行って戻ってまた行って事件 微かな雨事件 紀伊國屋事件 楽天ブックス事件 Amazon Kindle事件 ミスド事件

なんだか忙しくなってきた

五時四十分起床。大学の同級生が夢に出てきた。名前はさっぱり覚えておらず、顔だけかろうじて、というレベルなのに、どうしてだろう。 午前中は喘息の定期検診と事務処理のための銀行回り。 ビビンバで昼食。 午後は書斎に貼り付いて作業。読書はあまりでき…

鷲田清一『たかが服、されど服 ヨウジヤマモト論』

文学や哲学の言葉も引用しながら、ヨウジの服の魅力がひも解かれていく。ゆがんでひねくれたフェミニズム、未来に背を向けながらも後ろ向きに歩いていく感覚。たかが服、されど服 -ヨウジヤマモト論作者: 鷲田清一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/03/05…

奥泉光『東京自叙伝』

間抜けな金もうけ、間抜けな最後。そして地霊は、猫に取り憑く。東京自叙伝作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (56件) を見る東京自叙伝-【電子書籍】ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセ…

例の違和感について

六時三十分起床。午前中は掃除。読書。午後も読書。夕方、ランニングへ。12.2km。へろへろ。夜は「世界の果てまで行ってQ」の出川アワードで大爆笑。 ちょっと思っていることを。チャリティは、モード化すれば、爆発的な力を得ることができる。だが、その後…

三浦雅士『私という現象』読了

私=自我、言葉、そして言葉の集合体・構造体である物語。この三つの関連性についてもっともっと考えたくなる。こんなにすばらしい評論が70年代後半に書かれていたことは驚きだが、その内容が四十年以上たった今もなお、ほとんど色あせていない点も驚きだ。…

奥泉光『東京自叙伝』

幕末の辻斬り。時代の闇の部分を間抜けに脚色した上で正面から向き合っている。東京自叙伝作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (56件) を見る東京自叙伝-【電子書籍】ジャンル: 本・雑誌・コミック …

外出はしない

六時三十分起床。 暑さと天候の不安定さに、相変わらず振り回されている。美術館に行きたかった気持ちは「雷雨の恐れ」というたった一言の言葉でたちまち萎え、それなら早めに家を出て、近所でしっかり買い出しをしておこうと思い出かけてみると、予報ではセ…

奥泉光『東京自叙伝』

幕末の江戸を生きた男の災害の記憶。ところがこの災害の記憶が、時代を超越してしまっている。東京自叙伝作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (56件) を見る東京自叙伝-【電子書籍】ジャンル: 本・…

まとわりつき、ねじまげられる

五時四十五分。いつもより眠りが深かった気がするが、一方で暑さに一晩中辟易としつづけていた感覚が、べたつく身体に、汗と一緒にまとわりついているようにも思える。夢は見た。高校生のころの記憶がねじまげられていたような感じだが、明確には覚えていな…

小野正嗣「九年前の祈り」読了

過去の記憶と祈り、そして現在のいらだち、悲しみ、後悔が、複雑に入り組んでいく。いい気分では読めないし、問題提起されているわけでもないから考えに沈むこともない。それでもおもしろさを感じるのは、やはり物語の構造が巧みだからなのだろうなあ。群像 …

闇雲

五時四十分起床。暑くて寝ていられん、と予想していたが意外にも今朝はそうでもなく、ギリギリな感じではあるがそれなりに朝の心地よさはある。風は微かに涼やかだ。これを乗り切ればすぐに楽に慣れる、灼熱の季節はもう終わる、という期待感をわずかに感じ…

小野正嗣「九年前の祈り」

児童虐待の一歩手前…。群像 2014年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/08/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (10件) を見る獅子渡り鼻作者: 小野正嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/01/19メディア: 単行本 クリック: 1回この商品…

迷いと混乱と文句と焦りと戸惑いと

五時四十分起床。朝から異様な暑さ。季節をめでている余裕が生まれない。広島の豪雨の被害が気になる。 仕事。迷いと混乱。 夕方、暑い暑いと心の中で何度も文句を垂れながら外出。十七時、後楽園にて打ち合わせ。難易度の高そうな依頼。焦りと戸惑いを隠す…

小野正嗣「九年前の祈り」

出身地に対する愛情と嫌悪と。群像 2014年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/08/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (10件) を見る獅子渡り鼻作者: 小野正嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/01/19メディア: 単行本 クリック: 1回こ…

返答

五時四十分起床。朝イチで代理店にメールを入れると、すぐさま、ずっと待たされていた某案件の返答が来た。ディテールに関する指示はまったくなかったが、ひとまず資料整理から作業に取り掛かる。 十一時、証券会社の営業が来訪。 夕方、OKマートへ買い出し…

小野正嗣「九年前の祈り」

読み進めていくと、堀江敏幸っぽさが徐々に消えて、最近の小野の作風に近づいてきた感じ。堀江作品は人間関係がやわらかに結ばれていたり見えない糸がつながっていたりという感覚があるが、小野正嗣の場合は、かなり冷淡で容赦ない視点や感情が強いような。…

加藤昌治『アイデアパーソン入門』

この方、年下だったのね…。定年間際の超ベテラン広告マンだと思っていた。 『考具』はベストセラー(ロングセラー?)となった感がある。出版社が違っていたので、本作も『考具』の焼き直しかなと思っていたが、ツールではなくメソッドを語るという、まった…