わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ドウブツたちよ、嵐に負けるな

 八時起床。午前中は梅雨の中休みを思わせる晴れ空が広がっている。東側のベランダに明るい陽が射し、土だけを入れ植物は育っていない植木鉢に、スズメが時折やってきては砂浴びをし、カミサンが撒いておいたぷちぷちの散らかしたゴハンカスをモリモリと食べている。……などと書いてみると極めてのんびりした穏やかな休日のようだが、実はそうではない。空は青いが、真っ白な雲が、時折濃い灰色の雲も交えながら、台風を思わせる速さで、南から北へとめまぐるしく流れてゆく。雲は一時も同じ形を保つことができない。地上も同じだ。突風が吹き、街路樹は大きく揺れ、反り返り、葉音を激しく鳴らしている。
 休日だが、仕事が間に合わないので労働した。
 午後から天気は急変。気づけば青空は消え、黄土色がかった暗く淀んだ雲が空を覆い尽くしている。突風がうるさい。ピュウと高い音がつづくなか、葉音がそこに幾重にも重なってゆく。雨が降り出した。強い。数千杯、数万杯のバケツの水を思いきり叩きつけつづけているような音だ。花子が外を気にしている。どうやら尋常ではない雨音に不安を感じているようだ。だいじょうぶだよ、となだめて窓を閉めた。善福寺川では、カルガモの赤ちゃんがあちこちで見受けられる季節である。カルガモも、それ以外も、屋外で生きるドウブツたちが気になった。
 十七時には収まり、大雨洪水警報も解除された。十九時過ぎ、散歩を兼ねて買い物に出る。
 夜は録画しておいたビデオを観る。