2007-09-10 大江健三郎「臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ」最終回 読書日記 「新潮」十月号。回想は終わり、現代へ。女優サクラは、主人公(おそらくは大江自身の投影)の妹アサの協力を得つつ、数十年前に断念した「ミヒャエル・コールハース映画」の、異なる形での復活のために動き出す。協力する木守、そして主人公。