わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

驚きの日

 六時二十分起床。猫たちが二人とも、朝日に気持ちが昂ぶったのか、それとも腹が減ったのか、一斉に大騒ぎをはじめた。身支度もそこそこに世話を始めるが、いちばん遅れて大騒ぎをはじめたインコのぷちぷち、またゴハンを食べてくれない。昨日とおなじように小さなカゴに入れ、床にまき餌し、粟穂を与えてやると、粟穂ばかりを、三日ぶりにメシにありつけた人みたいな勢いでガッツガツと食べはじめた。粟穂はあっという間にカスになった。夕方まではこの状態で様子を見ることに。
 麦次郎、皮下輸液。
 十一時三十分、カミサンは個展会場「猫の額」へ。ぼくは近所の生協の店舗へ。鶏モモ肉、ピーマンを購入。
 十二時、昼食。神田のカレーの名店「エチオピア」のレトルトカレー。期待していなかったが、驚愕の味、向かうところ敵なしのクオリティに舌を巻いた。
 午後は歩いて吉祥寺へ。ヨドバシカメラで買ってもいいかな、と思っている精米機を下見。1万円くらいで買えると思い込んでいたが、その三倍は予算が必要。驚天動地。カタログだけいただく。
 西友へ。靴下が傷んできたので買おうかと思ったが、なんとなく買う気になれず。ロヂャースに移動し、猫缶だけ大量購入して、そのまま帰宅。人があまりに多過ぎて辟易したのでまっすぐ帰った。浅草の人たちだろうか、パルコの前の道路が歩行者天国みたいになり、そこでサンバのダンス披露イベントをしていたが、ちらっとしか見なかった。スパンコールの水着を着たきれいなおねーさんが、「機動戦士ガンダムUC」に出てくるバンシィみたいな飾りを付けて乳と腰を振りまくっていた。サンバって宗教的あるいは社会的もしくは性的な意味があるんだろうなあ、日本の祭りのように豊作を祈願したりとか一年の幸福を祈ったりとかはまったく別次元の儀礼に見えるが、なんなんだろ、と思ったが、特に調べていない。
 帰宅後はポッドキャストTBSラジオの「たまむすび」を聞きながら夕食の準備。カボチャを荒くつぶしたものを使うカボチャのミソスープは完成直前まで作っておいた。鶏肉の南蛮(宮崎の鶏南蛮のようなタルタル味ではない)は下ごしらえだけ。
 十八時、ランニングへ。善福寺池→関町→吉祥寺→西荻のいつものコース。9.4kmを53分44秒。ツツジマリーゴールド、そしてミモザが盛りを迎えている。この季節、住宅街は戸建ての庭や路肩に植えられた花々のおかげで、繁華街よりも色彩豊かになる。ジャスミンも咲きはじめたようで、走っていると、時折甘く懐かしい香りが一瞬だけ香る。ただし、それが純然たるジャスミンではない場合もある。洗濯に使った柔軟剤の甘い匂いが、混じり溶け込み、一体となっていることも多い。
 入浴後、鶏南蛮を仕上げた。何度もつくっているので、わかりきった味だが、満足できた。