わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

竹田青嗣×苫野一徳のセミナーに参加する

 五時四十分起床。雨。朝のうちは強かった雨足が次第に弱まり、午後には止んでしまった。だが空はなお重い。

 午前中は掃除。いつか使うだろう、という安易な理由でつい溜め込んでしまった大量のAmazonのロゴ入り段ボール箱を処分。少しだけ残すことにした。

 午後はNHKブックスが開催した哲学者の竹田青嗣と教育学者で竹田の弟子である苫野一徳の対談型ウェビナーを視聴。竹田の『哲学とは何か』出版記念。二時間の予定が三十分近くオーバー。しかし、非常に役に立つ内容だった。哲学を、事象の本質を定義化する思考的基盤として活用し社会をよりよい方向へ変えていく、という考え方は非常に共感できる。ぼくが最初に竹田青嗣を読んだのは、確か大学生の頃、宝島(当時はJICC出版局)から出ていた「現代思想入門」というペーパーバックのどこかの章。現象学だったかな? …初めて読んだのは高校生だったかも。語りのわかりやすさに好感がもてた。竹田が、哲学を難しく語るということに対して異論があるということは今回のセミナーでもわかった。カント、ヘーゲルあたりを断罪していたので大爆笑。苫野一徳については、教育学に興味がなかったので知らなかった。しかし哲学的なベースから教育の方法にアプローチしているみたいで、その仕事のスタイルにはとても興味がある。

 

 

哲学とは何か (NHK BOOKS)

哲学とは何か (NHK BOOKS)

 

 

▼興味はあるが、自分の能力ではちょっと読み切れないかな…。

欲望論 第1巻「意味」の原理論

欲望論 第1巻「意味」の原理論

  • 作者:竹田 青嗣
  • 発売日: 2017/10/17
  • メディア: 新書
 

 

 ▼これは社会人になってから読んだ。Amazonで検索したら出てきたのでリンク貼ってみた。タイトルは青臭いが、内容はそういうレベルじゃない。

自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)

自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)

  • 作者:竹田 青嗣
  • 発売日: 1993/12/01
  • メディア: 文庫
 

 

 夕方、妻と軽く西荻をウォーキング。

 夜はランニングへ。13.5km。快適な気温だったが湿度が高いので呼吸はシンドイ。