わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

お札返し

 五時四十分起床。土曜なので仕事は休み、と思いきや、七時に校了したはずの案件の赤字が届いた。大慌てで原稿を整理し、デザイナーへ。作業時間はわずか三十分だったが、結局今週も働いてしまった。ここ数週間、日中はさほど慌ただしくないのに夜に連絡が集中し、二十二時、二十三時まで働きつづけるというおかしなリズムができつつあった。日記に「今日の事件簿」形式が増えていたのは、これが原因。この案件に対応するためだったのだが、まだもう少しつづくのかもしれない。こういう状況に一度陥ると、その案件が終わるまで改善はほぼ不可能。いったん終わった段階で案件の全体を振り返り、改善点を次につなげる、というやり方にしないと、進行中に不具合が出てしまう。

 午前中は念入りに掃除。午後からは外出。独立して間もない頃からのご縁で、必ず毎年奈良の大神神社のお札を通販(とは言わないか。行ける時は行っているのだが、今年は無理だった)で取り寄せているのだが、古いお札を返すために、大神神社と縁の深い横浜・桜木町にある伊勢山皇大神宮へ。お札を返し、ここの神様に参拝し、そしてここの境内に鎮座している大神神社から運んで来たというご神体、と言われる三輪山の岩があるところにお礼参り。伊勢山皇大神宮のお守りを一つ購入し、そのままどこにも寄らず帰宅した。みなとみらいでも行こうか、と少し思ったが、コロナのことを考えたらたちまち気持ちが離れた。

www.iseyama.jp

 往復の電車内で、iPhoneにダウンロードしておいた三木清『哲学入門』。ちょこちょこ読み返している本。三木清は高校三年生の時に読んで衝撃を受けた。こういう文章があるんだ! というオドロキ。よく理解できない点が逆に刺激的で、三木清は、その師匠筋にあたる(といっていいのか?)西田幾多郎の本を大学生の頃はちょこちょこ読んでいた。社会思想史という授業を取っていたのだが、この先生が西田哲学の専門家だったのもありがたかったなあ。

 

哲学入門

哲学入門

 
人生論ノート

人生論ノート

 
善の研究 <全注釈> (講談社学術文庫)

善の研究 <全注釈> (講談社学術文庫)

 

  夜はランニングへ。14km。西荻の飲み屋街の近くも通ったが、それなりにぎわっている。二十二時の閉店で客が店から出るタイミングだったせいもあるのだろう。みんな笑顔で、声が大きい。これを「感染予防」の正論だけで制約するなんて、難しいのだろうなあ、と思いつつ、お酒の飲めない自分は余所者顔でその場を通り過ぎた。

 
 
 
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