わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

音が鳴った場合より

 五時四十分起床。最近は睡眠状態を計測できるようになったのでApple Watchを付けたまま寝ている。アラームはiPhoneに設定したいるのだが、時間になると音は鳴らず、Watchがトン、トン、トンと心地よくリズミカルに振動して起こしてくれる。目覚め方は優しい。だが、起きた瞬間のわけのわからなさ、呆然としてしまい、自分が寝ていたという事実、すぐ起きなければならないという事実を把握するのに、音が鳴った場合よりはるかに時間がかかる。これはどういうことだろう。

 仕事。朝イチで法務局、銀行とハシゴ。戻って掃除、連絡あれこれ。

 午後は書斎にこもった。某案件の誌面構成。十五時から別の案件の打ち合わせ。新規の依頼が三件あったが、どれも十二月スタートで、今日はその概要のみ。その後はさらに別の案件の資料読み込み。おもしろいのだが、資料の量はすさまじく多い。ただし重複している部分もあるので、どう効率的に把握するかも重要なのだろうなあ。

 夕食は妻が買ってきてくれた鶏の三色丼弁当、豆腐ハンバーグ弁当をわけっこして食べた。うまし。

 明日は河北病院で生活習慣病健康診断。

 

 保坂和志「鉄の胡蝶は夢の記憶に歳月に彫るか(52)」(「群像」2022年12月号掲載)。語り手の祖母が文盲であり神仏をいっさい信じなかった人、というエピソードから、考察は神秘主義へと向かう。語り手自身は、神秘主義ではなく迷信主義なのだそうだ。なるほど、ユニークで的を射た表現。