わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ヒントがここにあるような気が

 五時四十分起床。昨夜は走っているのだが思ったより疲労感が少ないのは、距離を短めにしたからか、ランニングシューズを変えたからか。ま、前者かな。

 今日は(ほぼ)完全オフ。午前中は掃除やら洗濯やらアイロンやら。午後は少し読書してからウォーキングと買い出し。夕方からはキーマカレーをつくった。まあまあの仕上がり。

 

 夕食を食べながら、NHK日曜美術館」の再放送。「天にささげる“霧” 霧の彫刻家・中谷芙二子」。これは体験したいなあ。

www.nhk.jp

 

 稲垣諭「「くぐり抜け」の哲学(13)」(「群像」2023年10月号掲載)。最終回。クラゲという弱い生きものについてから始まったこの連載、最後は「からかい」という問題に帰着。人間の小さなサディスティックさが実は相手の人生を丸ごと破壊しかねない危険性を持つ、ゆえに人間の醜さを感じてしまい絶望しかけてしまうのだが、一方で人間は小さな親切をせずにはいられない、本質的なやさしさも持ち合わせている。誰も絶望しない社会を実現するためのヒントがここにあるような気がした。

 丸山俊一「ハザマの思考(1)」(同誌掲載)。NHKで「世界サブカルチャー史」や「ニッポン戦後サブカルチャー史」を担当したプロデューサーが展開するサブカル論。

 舞城王太郎「デニムハンター」(同誌掲載)も少しだけ。アメリカを舞台にしたハードボイルドっぽい世界観の作品。