五時四十分起床。雨雲に空が覆われているようで、部屋の中まで暗い。雨足は弱く、そろそろやみそう、そして明るくなりそうという期待を抱かせる。葵も同じ気持ちのようで、猫タワーのてっぺんに乗り、東側の窓からじっと空を見ていた。
仕事。ややこしい案件ばかりが動いているのでどうしても複雑な進行になりがち。そしてメールや電話の数も多くなる。今日はほとんど終日、誰かとダンドリの話をしているだけで一日が終わってしまった感じがある。
夕食は、妻がサバの水煮缶を使って根菜と鯖の具だくさんみそ汁をつくってくれた。あまりに美味しくて驚いた。
鳥山まこと「アウトライン」(「群像」2024年11月号掲載)。仕事との向き合い方、生き方などなど、あれこれと、小さく小さくではあるが、考えさせる要素がどんどん増えていく。今のところ、そんな小説。