第1章「意味」読了。「意味する」ということを普通の因果関係によって説明する(=自然化する)ための手法として、著者はルース・ミリカン(この人知らない)の「目的論的意味論」を紹介する。モノや概念が持つ「本来の機能」を自然化(因果関係による説明)できれば、そのモノ・概念が持つ「意味」も自然化できる、ということ。理解はできるんだけど、簡潔に説明するのはかなり難しいな…。経験主義や現象学的な考え方と自然科学を融合させている、って感じかな。これじゃ思考の過程の説明にはなってないけど。
科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)
- 作者: 戸田山和久
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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