わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

吉祥寺「ポンデリーフ」

ブラジルのもっちりパン、ポンデケージョが食べられるファーストフード店。黒豚ハンバーガーなど気になるメニューが多い。今日食べた生ハムとクリームチーズをつかったポンデケージョのサンドイッチは、パンのもっちり感と素材のまったり感が絶妙で、とても…

書くべき言葉が

五時五十五分、ゾロメだゾロメだと喜びながら起床。晴れ。春の空。霞みがちな青に、一カ月前よりカタチのはっきりした白い雲が漂う。 某アパレルメーカーカタログなど。書くべき言葉がまったく浮かばない状態だったのに、手を動かしはじめたら、なんとかきち…

古川日出男『聖家族』

誘拐犯、西へ。 そして、欠けている「春」のメタファーとしての、歴史。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見る

今日の事件簿

●なまあたたかいよ事件 ●いかんザツになってる事件 ●ケータイ落とした事件 ●すぐに見つかった事件

古川日出男『聖家族』

「聖兄妹・2」。旧姓狗塚・冠木カナリアの子どもである冠木秋・夏、そしてカナリア自身とその兄、牛一郎と羊二郎。二組の兄妹の数奇な体験、いや運命か、が語られている。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購…

一日ごとに暖かく

五時四十五分起床。午前中は胃痛で動けず。 午後より打ち合わせのため外出。飯田橋で一発。すこし時間が空いて、後楽園で二発。十九時過ぎ、終了。二十時、帰宅。胃痛は治った。 打ち合わせがひとつ終わるたびに、鞄が重たくなってゆく。一日ごとに暖かくな…

DAVID SYLVIAN ‘MANAFON’

ついにリリース決定。リリース日は未定だけど。 We’re preparing for the release of David’s new album ‘Manafon’. It’s a powerfully bold, uncompromising work featuring contributions from Evan Parker, John Tilbury, Keith Rowe, Christian Fennesz,…

古川日出男『聖家族』

茸、天狗、密教、修験道。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見るスゴイ!きのこレシピ―免疫力アップ!代謝も上がる! (レタスクラブMOOK)出版社/メーカー…

つもりなんてしょせんつもりでしかなく

八時起床。七時に起きるつもりだったが、つもりなんてしょせんつもりでしかなく、必然性をともなっていなかったせいもあり、起きれず。いや、ぷちぷちにゴハンを与えるために起きたが、また寝た。完全に気が緩んでいる。が、はりつめっぱなしでは、そのうち…

古川日出男『聖家族』

天狗→忍者。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見るサマーバケーションEP作者: 古川日出男出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/03メディア: 単行本…

ザーザー雨が降っていてビュービュー風が吹いていて四時半に起きて花子と麦次郎にゴハンあげて寝て七時に起きてぷちぷちにゴハンあげて寝て八時二十分に起きて身支度してトマジュー飲んで掃除して掃除して掃除して掃除して「あたしンち」観てニュース観て全…

きょ、教授の名曲が……

川崎徹「傘と長靴」

「群像」3月号より。あの、CMディレクターの川崎氏の作品。近年は小説家としてかなり精力的。 猫おじさんになって毎朝野良猫たちにゴハンを与える日常、幼いころの家族の記憶、あまりにも平凡な人生を送った父の死、ホームレスとの交流、などが、ぶつぎれに…

古川日出男『聖家族』

「記録シリーズ・天狗」。鴉天狗、神隠し。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見るハル、ハル、ハル作者: 古川日出男出版社/メーカー: 河出書房新社発…

昨日一昨日とまったく変わらぬはずだというのに

六時起床。プレゼンを控えた朝は、目覚めた瞬間からせわしなくなる。身支度の手順など昨日一昨日とまったく変わらぬはずだというのに、所作のひとつひとつが、妙に手早く、それでいて肝心のところでツメが甘く、何かしらがごっそりと抜け落ちている。その不…

古川日出男『聖家族』

新興宗教の内紛の話がつづいた、かと思えば、急に東北を拠点に活動するヒップホップグループの話になってしまった。 よくわからなくなってきた。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この…

冴える意識を押さえ込むようにして

深夜、目覚めると異様にアタマが冴えているときがある。実際に冴えているわけではなく、単に感覚だけが鋭敏になっているだけで、おそらくこんなときにモノを考えても、ろくなアイデアも浮かばぬだろうし筋道だった考えもできないのだろう。が、意識だけはは…

長嶋有「戒名」

「群像」3月号より。オタク、引き籠もり、老人介護……。さまざまな問題がこの作品の中で折り重なっている。が読んでいると、あちこちで落とし物をしているような感覚に襲われる。いや、落とした物を、落としたままにしたり、時折拾い上げたりすることで物語…

古川日出男『聖家族』

「聖兄妹・1」。兄妹とは狗塚家のことだと思っていたが、違うらしい。郡山を拠点にする新興宗教の二代目教祖とその異母妹が、ストーリーの柱になる……ようだ。

ちょいとだけ

ちょいとだけ寝坊。六時十分起床。昨日の春めいた温かさは一体どこへ行ったのやら。窓の結露の多さに驚く。 某公共団体折込チラシなど。少し外に出てみる。北風が強かったが、午後には止んだ。 十五時、芝公園へ。某不動産会社パンフの打ち合わせ。十七時、…

古川日出男『聖家族』

「記録シリーズ・鳥居」。旧姓狗塚、冠木カナリアの息子から見た神社。その名は、秋。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見るLOVE作者: 古川日出男出版…

二十時を過ぎてから

今日は比較的予定が緩いのだが、だからといって寝坊をするでもなく、いつもどおり六時に起床するのはまじめすぎるだろうか。 仕事。某官公庁新聞広告、某IT企業PR誌などをちょこちょこと。 十時四十分、喘息の診察。ここのところ発作は出ていない。この調子…

古川日出男『聖家族』

「「見えない大学」付属図書館」読了。ある一族(あるいは家族)の、見方によってはファンタジックな歴史が、東北全域の、あるいは日本全体の歴史とリンクする。いや、リンクしているというよりは、一族の視点で東北や日本全体の時の流れを見つめ、一方で東…

なーんて思っていると、すぐにまた

六時起床。足元で寝ていた花子も起きてしまう。ちょっとだけ申し訳ない。 早朝からちゃっちゃとメールで納品を済ませ、某公共団体の新聞広告に取り掛かる。順調。先週で大きな波がまたひとつ過ぎた。これで期末のビッグウェーブはしばし小康状態になるだろう…

古川日出男『聖家族』

狗塚真大の半生記であり、その妻有里の半生記でもあり、激動の昭和史でもあり、と重層的な構造の中で物語は進む。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見…

気晴らしに、というよりは

六時半には起きようと思ったが、頭痛で起きられず。七時半まで倒れてしまう。 午前中から仕事。事務処理、某公共団体広告、某廃棄物処理会社DVDシナリオ。ぼんやりとした頭痛。しゃきっとしない。 夕方、気晴らしに、というよりは頭痛を紛らわすために散歩。…

Steve Jansen「 The Occurrence of Slope」

昨年2月の来日公演のDVD化。今ごろになって、観た。といっても前半だけだけど。伊瀬聖子によるライブのバックグラウンドにしては完成度の高すぎる映像を改めて見直すことができて、感激。 音楽的には、小山田圭吾の力量を改めて(改めてばっかしだな)思い知…

古川日出男『聖家族』

龍大の、太平洋戦争の思い出。なんだかもう、現代詩みたいな文体である。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見る二〇〇二年のスロウ・ボート (文春文庫…

空の表情は桜の散るころを思わせるが

七時三十分起床。久々の晴れ。すがすがしいじゃねーか、と新聞を取りに行くついでに外に出てみる。空の表情は桜の散るころを思わせるが、吹く風は花見の日程の見極めにに失敗した日、つまり寒の戻りを思わせる冷たさで、ううっと反射的に身を縮めた。 午前中…

古川日出男『聖家族』

図書館での調べ物はつづく。ナマハゲの歴史、とか。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見る沈黙/アビシニアン (角川文庫)作者: 古川日出男,樋上公美子…