2010-01-01から1年間の記事一覧
暴力描写がパタリと途切れ、突然、屋台のラーメン屋のサクセスストーリーになってしまう……。もっとも、万引きだの既製品のラーメンを使うだの、めちゃくちゃな要素ばかりがこの成功を支えているわけなのだが。 町田康の作品は、「この世界は基本的にすべてが…
六時三十分起床。気持ちよく晴れているが、初冬らしさはほとんど感じられない。 午前中は掃除と仕事。早めに昼食を摂り、ちょっと仮眠を、と思ったら二時間も寝てしまった。午後は長めに散歩したり、夕食の準備をしたり。 夕方、入院中の愛猫・麦次郎を迎え…
最低の暴力が延々とつづく……。読むのがイヤになっているのだが、それでも読みすすめてしまう。まあ、それでも二十分が限度なのだけれど。人間小唄 (100周年書き下ろし)作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/19メディア: 単行本 クリック: 80…
平日とおなじように六時に起床。身支度をしているうちに、少しずつ空が明るくなる。東の空がオレンジ色がかった金色に、まだらに輝いている。 掃除を済ませ、九時から一時間少々、仕事。十時半、外出。カミサンと、麦次郎が入院しているグラース動物病院へ。…
不条理な、というよりは無茶苦茶な世界観のなかで、不条理な、そして無茶苦茶な仕打ちがつづく。 過去の町田作品と比べても、本作は暴力の度合いが色濃い。そして、過去の作品にあった、暴力をふるうものが抱え込んでいる情けなさ、弱さ、そんなものが、本作…
六時起床。大雨どころではない。嵐が吹き荒れている。台風のような荒れっぷりに朝から驚かされた。だが八時過ぎにはほぼやみ、北西の空に虹がかかった。 仕事。昨日の取材内容をひたすらまとめつづける。麦次郎が入院しているせいか、花子の落ち着きがない。…
ほとんどインプロビゼーション事件 ぶっつけ事件 秘密の話はしないでほしい事件 上機嫌なのね事件 手土産保管事件 爆睡事件 体脂肪率40%のしまちゃん、って感じの人を見かけた事件 へとみず事件
ある種のリンチ、だな、こりゃ……。 なんとまあ、ご都合主義的な設定なのだろう、と思った。その強引さが、ぐにゃんぐにゃんにうねりながら迷走する文体のおかげで、思い切りぼやける。人間小唄 (100周年書き下ろし)作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売…
六時起床。夜中に麦次郎が嘔吐した。水分ばかりのようだ。木曜、土曜もおなじような吐き方で、その後食欲が落ちていた。もともと腎臓が弱い子なので、加齢で腎機能が低下してきたかな、と思ったものの、さほどつらそうに見えなかったので様子を見ていたら月…
表記の統一や漢字の使い分けに便利な必需品が、常用漢字の改訂に伴いバージョンアップしていたらしいので、慌てて注文。辞書は「大辞林」と「新明解」、それからiMacにインストールしている「大辞泉」を使い分けているが、この「記者ハンドブック」も併用し…
陥れる。 登場人物の感情の起伏がまったく感じられない。冷たいというのではない。妙な人間くささはあるのだが、それがまともな方向を向いていない。そして、淡々としている。淡々と、異常な描写と異常な発言を、揺らぎながら繰り返している。人間小唄 (100…
渇きを感じて目が覚めるのか、猫に起こされて目が覚めるのか。判然としないが、起き上がってはコップに一杯水を飲み、騒ぐ猫をあやしたりゴハンを与えたり、を何度か繰り返すうちに朝が来た。六時起床。眠ったという実感がない。 午前中は書斎に籠もって某案…
ピーター・バラカン氏がツイッターで紹介していたので気になって行ってみた次第。アイヌの神話をモチーフにした木版画。古代の人々の刺青を思わせるような幾何学模様とともに、熊をはじめとするさまざまなアイヌ神話のモチーフが荒々しく彫られている。とに…
主人公は、気に入らぬ作家にテロを仕掛ける。といっても、町田康だからいわゆるテロという感じになるはずがなく……。 遊びは多いが迷いがなく、一直線に進む感覚が『告白』よりも強い。『宿屋めぐり』は文体も内容もブレにブレまくっていて、そこが作品の大き…
鼻は詰まる、おまけに垂れる。喉の痛みは治まらず、夜になると乾いた咳がかすれた音をたてるようになった。これを、治りかけの症状と捉えるべきか、悪化と捉えるべきか。過去の経験から察するに、治りかけなのだが。体力だけが身体の底のほうで恢復した妙な…
猫がうるさかったり体調悪かったりで、数ページしか読めていない…。なら日記に書くな、とセルフつっこみを入れてみる。人間小唄 (100周年書き下ろし)作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/19メディア: 単行本 クリック: 80回この商品を含むブ…
風邪、まだ抜けきっていない様子。いや、それともぶりかえしたのか。六時半に起きてチャッチャカとドウブツの世話だの掃除だのに精を出したが、午後にはエネルギー切れになってぶっ倒れてしまった。 「ぶりかえす」の「ぶり」って何だろう。「振り」なのだろ…
わけのわからん短歌をいきなり送りつけられた主人公が、勝手にそれを解釈していくところから物語ははじまる……。しょっぱなから町田節が全開。人間小唄 (100周年書き下ろし)作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/19メディア: 単行本 クリック:…
なんか好戦的できな臭い巻。それはそれでおもしろいのだが。アタゴオルは決してユートピアではない。アタゴオルは猫の森 16 (MFコミックス)作者: ますむらひろし出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2010/10/23メディア: コミック購入: 2人 クリッ…
六時起床。喉の痛みは多少マシという程度。でもまあ、なんとかなるかな、と起き上がると、腰やら膝やらがガクガクになっている。発熱した後の感覚に近い。どうやら寝ているうちに熱が上がり、そして平熱に戻ったらしい。空を見る。すっきりと晴れている。身…
午前中は仕事をしたが、強烈な喉の痛みに屈してしまった…。医者に行って薬をもらい、午後は(あえて死語を使うが)バタンキュー。 はよ恢復させて週明けまでに仕事片付けないと。風邪とごはん―ひく前ひいたひいた後作者: 渡辺有子出版社/メーカー: 筑摩書房…
Maybe I catch a cold. 一日仕事をしていたが何となく喉が痛くて午後になったら確実に痛くなって夕方になったら鼻水も出てきたので今日は大人しく寝ることにします。風邪の効用 (ちくま文庫)作者: 野口晴哉出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/02メディア…
おしっこしそびれ事件 波動砲発射口は青かった事件 生まれてはじめてまるっと「相棒」観た事件
五分の寝坊事件 仕事しながら居眠り事件 三十分も昼寝事件 電車で惰眠事件 風呂で居眠り事件あるいは「孤独の発明」読めず事件
「数」と「理性」という切り口から孤独の本質に迫る。小林秀雄と数学者・岡潔の対談の引用部分はおもしろかった。乳幼児の身体性が、数の認知と理解の基礎となるとは。群像 2010年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/11/06メディア: 雑誌購…
勤労感謝の日は働く人に感謝する日、ということは働いている人同士、相互に感謝し合うべきなのだろうが、その意志の交通がこの祝日に具体的な形で目に見えるということはまずない。休日にされたら取引先との交流はその日一日途絶えるわけだから。働く人全般…
こっちのほうが好きです。前者、オリジナルはJapan実質再結成のRain Tree Crow。Sylvianの書いたもののなかで一番好きな詞。後者はSylvian & Frippのオリジナル曲で、91年のドラムレス・トリオでの来日公演でも原形となった曲が披露されている。最終バージョ…
特にブランキーに思い入れはないのだが、キライではない。この動画は、おそらく世界一キマッている曲中のギター交換。 LAST DANCE [DVD]アーティスト: BLANKEY JET CITY出版社/メーカー: ポリドール発売日: 2000/09/20メディア: DVD購入: 4人 クリック: 34回…
「群像」12月号掲載。『SR サイタマノラッパー』という映画/小説を通じて、戦後青春文学を読み説こうという試みの第一回目、ということ、なのかな。作品中で紹介された「韻神」というヒップホップグループの詞はかぎりなく現代詩的でおもしろかったけど、映…
六時起床。早朝から仕事。比較的順調に進んではいるのだが、なんだか深度が足りないような気がする。気づけば夕方になっていた。 雨なので散歩はできず。