わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Robert Fripp「A Blessing of Tears」

King Crimsonのリーダーでありギタリストのロバート・フリップの、ギター・シンセサイザーやエフェクター、サウンド・ループなどからなるシステム「soundscapes」による即興インストアルバム。ギター一本だけで、抽象的だが荘厳なメロディを奏でている。深い…

後藤明生『笑坂』

「女街道」。地形と歴史。後藤作品にはよく出てくる印象がある。笑坂 (中公文庫)作者: 後藤明生出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1985/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る笑坂 (1977年)作者: 後藤明生出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: …

便眠

三時、花子に咬まれ、ゴハンをせがまれ、眠い目をコスコスとこすりながらゴハンを用意し、食べるのをしっかり見届けてから、さあもう一度寝るか、と布団に入ろうとしたが入れず。急な便意。トイレに駆け込み、ずるっと一瞬でパジャマのズボンをおろし、便器…

Jansen/Birbieri「Stories across borders」

とにかく地味。だけど好きで好きで、もう20年くらい聴きつづけている。まばらな静寂、という言葉がいちばんにあいそうな音。変な表現だけど。音の密度はあまりないのだが、一音一音が心に静かに、しかし鋭く沁みる。Stories Across Bordersアーティスト: Jan…

週刊モーニング

「ReMember」、物語が大きく進展する予感がする意味深な回だった。劉も再登場したし、いったいどうなるんだ?

六時起床。プレゼンと取材が重なり、昨日までてんやわんやの大騒ぎであったが、ようやく落ち着いた。 九時過ぎ、病院に行くカミサンと愛猫・麦次郎を送り出してから、仕事開始。昨日の取材をカタチにしていった。 十時三十分、カミサンたちが帰宅。麦次郎、…

今日の事件簿

朝から晩まで湘南事件 やばそうなことはやばくならないことのほうが多い事件 Evening Starみたいな夕暮れ事件 Evening Starアーティスト: Robert Fripp,Brian Eno出版社/メーカー: Editions Eg Records発売日: 1990/08/31メディア: CD クリック: 1回この商品…

今日の事件簿

事務処理なのに歩きすぎ事件 パン放浪事件 ぷちぷち水まで軽量事件 19時以降に集中なのよ事件

110927火

後藤明生『笑坂』

「石尊行」。皇太子と会った体験。ソレを小説に書くべきか書かぬべきか。笑坂 (中公文庫)作者: 後藤明生出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1985/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る笑坂 (1977年)作者: 後藤明生出版社/メーカー: 筑摩書房…

空を何度も見上げた日

五時四十五分に起きて身支度してドウブツの世話して空見たら曇ってて七時四十五分に家を出て駅に向かって中央線上り電車に乗って久しぶりにラッシュアワーを体験して辟易して電車が止まって動き出して東京駅に着いて東海道線に乗り換えて座れたので安心して…

後藤明生『笑坂』

「ひと廻り」。追分での別荘ぐらしの様子。自然を克明に描いているのだが、自然とともに生きるというのではなく、いかに自分が自然に翻弄されているかという点に軸足を置いているので、ついつい笑ってしまう。爆笑ではなくクスクス笑いという程度だが。しか…

カワセミ/猫

六時十五分起床。トイレ関連のとんでもない夢で一度目が覚め、慌てて漏らしていないか確認したがどうやら大丈夫、さすがに大人なのだから粗相はしないよな、と自分の下半身を他人のもののように考え、安心してから花子にゴハンを与え、二度寝。すると今度は…

後藤明生『笑坂』

「不思議な水曜日」。別荘で家族と離れて一人暮らししながら原稿を書く小説家が、何曜日だかわからなくなってしまって困った、というだけの話なのだが、なんなんだ、この起伏に富んだ構成は。つまらんことなのに、異様なテンションの高さがある。 「煙霊」。…

複雑な気分

出産後に避妊手術をしたはずの花子が大量に子どもを産んでしまい不思議に思っている夢を見たのは、おそらく昨日、あちこちで大量の野良チビ猫を見かけたからだろう。街角で猫と出会えるのはうれしいのだが、できれば自動車が行き交いドウブツの命など何とも…

東西狂言の会

去年は観ることができなかったので、2年ぶりかな。東の野村家と、西の茂山家が三鷹で共演。凄いのか地味なのか、よくわからない。狂言とは要するに古典的なではあるがお笑いなので、「地味ッ!」とツッコミを入れて大笑いしたほうがいいのかも。 昆布売(こ…

手短に

六時起床。久々に頭痛。台風の影響が今ごろ来たのか、それとも週末で気が抜けたか。 掃除を済ませてから、カミサンと三鷹へ。エキナカの「石焼ゴハン倶楽部」で石焼きビビンバの器を使った丼で昼食。うまし。 午後、三鷹市公会堂へ。毎年恒例になっている「…

週刊モーニング

絶好調の「グラゼニ」、今回は恋がからんでしまっただけに、ちょっとパンチが弱かったかな。 恋、ならぬ鯉、が「う」に登場。ぼくも鯉の洗いはニガテ。 「ReMember」、物語はさらに深まっていく。仲間が一気に増える予感。グラゼニ (1)作者: 森高夕次,アダチ…

消し飛んで晴れる

台風一過、抜けるような青空。と断言できていたのは子どものころだけのようだ。父は台風が来ると煙る大雨を窓から眺めつつ、被災などということはまったく念頭におかず、もっと降れ、じゃんじゃん降れ、と大人げなく、はやし立てるようにつぶやいては笑って…

後藤明生『笑坂』

「屋根」。別荘の屋根に枯れ葉が堆積したせいで雨樋が詰まって雨漏りになったので屋根掃除をする、というだけの話なのだが、近隣にある企業の保養施設らしき建物を訪れる男女のやかましさに関する話だの、犬に追いかけ回された話だの、あれこれあれこれと別…

2011年で一番おもしろかった経験

六時起床。雨。午後は台風が上陸するという。午前中にせっせと某案件のコピーを書き上げ、その後は空模様と家の裏手を流れる善福寺川の水位を気にしつつ新規案件の要件整理。 午後、外出。幸いなことに小降りになっているときに移動することができた。が、東…

後藤明生『笑坂』

表題作。老人と会話をするだけの話なのだが、妙におもしろい。話が受けたときの老人のご満悦そうな様子の描写なんか、もーたまらん。ごく自然な笑いと笑顔に満ちた短編。笑坂 (中公文庫)作者: 後藤明生出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1985/08メディア: …

今日の事件簿

降ったりやんだり降りつづけたり事件 それは入っていなかった事件 ボロンと取れた事件 朝からフンフンフンフンとうるさいよ事件 寝っぱなし事件 対応いいじゃん事件 やっぱりシックか事件

富野由悠季『映像の原則 ビギナーからプロまでのコンテ主義』改訂版

ガンダムの総監督である富野氏による映像技術論。CMやプロモーション映像の仕事はあまりなのだが、それでも本作は読んでおきたいと思った。たぶん読まないけど。映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック)作者: 富野由悠季出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: …

後藤明生『笑坂』

連作短篇集。かなり前に古書店で見かけて購入。後藤明生の作品は手に入りにくいので、見かけたら絶対に買うようにしている。非常に気に入っている作家の一人。名作『挟み撃ち』はとても気に入っている。 「道」。浅間の別荘で呑気に暮らす作家の男は、通り道…

ひねった蛇口のように

五時五十五分起床。花子がいない。だがすぐに見つかった。網戸にしておいたアトリエの窓で風にあたっていた。長毛種の猫は窓辺がよく似合う。短毛種の猫の場合は外に出たくてたまらない駄々っ子のように見えることがあるが、長毛種の場合は深窓の令嬢、ある…

カミソリ負けには

メンソレータムがいいらしい。【第3類医薬品】メンソレータム軟膏c 75g出版社/メーカー: ロート製薬発売日: 2009/05/19メディア: ヘルスケア&ケア用品 クリック: 15回この商品を含むブログ (3件) を見る

Peter Gabriel 「IV (Security)」

名曲「Shock the Monkey」収録。ピーガブを語る、となると注目されるのはやはり「So」なのだが、個人的にはIIIとIVが絶対にハズせない。歴史的名盤。Peter Gabriel 4: Securityアーティスト: Peter Gabriel出版社/メーカー: Real World Prod. Ltd発売日: 201…

多和田葉子「雲をつかむ話」(9)

「群像」10月号掲載。他人の人生を盗む、ということ。盗んだ女は結局刑務所に入ることになるのだが、他人の人生を盗んだからではなく、他人を刺したから刑務所に入った……。群像 2011年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/07メディア: 雑…

付け焼き刃

六時起床。ここ数日は一晩中電源を入れっぱなしにしていた扇風機が止まっていた。自動オフの設定になってしまっていたのか、それとも猫がオフスイッチを踏んづけたか。弱の設定で電源を入れ、「早く起きた朝は」をチラチラ見ながら身支度。やや暑い。 八時、…