わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

グルメ探偵

「屋台の焼きそば」で画像検索したらコレがヒットした。 グルメ探偵りょうじ 1 (ニチブンコミックス)作者: 加藤唯史出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 2009/12/28メディア: コミック クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るグルメ探偵りょうじ 2 …

保坂和志「未明の闘争」(24)

「群像」10月号掲載。一瞬ではあるが、KY小説になりかけていた……。まあ、保坂さんの敬愛する小島信夫の晩期の作品なんか、壮大なるKYと言えなくもないけど、ねえ。群像 2011年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/07メディア: 雑誌 クリッ…

山崎ナオコーラ「昼田とハッコウ」(20)

「群像」10月号掲載。出版業界の再販制度かあ……。群像 2011年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/07メディア: 雑誌 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る山崎ナオコーラの作品はこちら。

カミサンの商売道具の上で寝る麦次郎

美しさと危うさ、強さとはかなさ

六時起床。淡い曇り空に強めの風。幾分ぬるく肌にねばりつくような風だが、それでも当たれば涼やかさは感じる。室内より風を直接感じられる外のほうがかえって暑さをしのげる。 身支度と動物たちの世話を済ませ、仕事。ぷっちゃんのカゴは洗ってあげた。いつ…

ドラえもん ジャイアン猛言トランプ

大人気商品の再販らしい。 何を隠そう(って、ブログでは何度か言及しているのだが)、ぼくはあまり「ドラえもん」に興味がない。だが、この商品はヒジョーに気になった。ジャイアン、おそらくミスター・サタンよりは強い。 「ぶっとばーすぞー」とか「あり…

田中慎弥「燃える家」(12)

「群像」10月号掲載。死体を見てトラウマとはちょっと異なる妙な精神状態になってしまった光日古の、ゆるやかな恢復。一方で、家族は少しずつひずみはじめる。群像 2011年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/07メディア: 雑誌 クリック: …

比較を繰り返す

五時四十五分起床。昨日よりは涼しいか、多少は蒸すか、風は昨日よりあるようだ、と、暑さやら不快さやらを昨日と比べながら身支度。昨日という基準をつくらなければ、天気や季節の玄妙な変化を把握することができない。感覚が鈍いのか、それともそれが天気…

週刊モーニング

「ReMember」、音山象三郎の帰還、そしてどんちゃん騒ぎ。見開きで描かれた酒宴の様子、スゴイ! 象三郎はZAPではないようなのだが、重要なキャラであることは確かだな。ReMember(1) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/23…

難易度

五時五十分起床。学生時代に乗っていた日産パルサーミラノX1が夢に出てきた。出てきたのだけは覚えているが、それ以外はすべて忘れた。 暑い。本当に九月中旬なのだろうか。 十時、日比谷へ。某企業キャンペーンの打ち合わせ。お堅い社風の会社なのだが、時…

川崎徹「最後に褒めるもの」読了

死者との対話は、突然はじまり、突然、しかも空いてから一方的に断ち切られてしまう。 生者が死者に思いを馳せるとき、その思いは記憶と入り混じりながら、いつまでも、いつまでも、生者のなかに生きつづける。それでは、死者の記憶はどうなのだろう。死ねば…

一文です

昨日あたりから仕事が立て込みはじめたので、いつもなら六時前に起きるところを早めて五時三十分くらいに起きようと意気込み、昨夜は目覚ましをしっかりセットして二度三度と、機械相手にしては慎重すぎるくらい繰り返し確認してから寝たのだが、その慎重さ…

川崎徹「最後に褒めるもの」

自宅に帰り、一人で紙に幼少時に住んでいた家の間取り図を描きはじめる主人公。描くたびに浮かび上がる古い記憶。父の姿、そして母の姿。気づけば目の前に彼の母の幽霊が現れ、思い出を語りあいながら、いっしょになって間取り図を描きはじめる……。群像 2011…

二十世紀の遺産

三時、花子の鳴き声で目が覚める。宇宙飛行士になってデパートで買い物をしている夢を見ていた。しばらく夢と現実の区別がつかず、混乱。かなり早い朝ゴハンを与え、二度寝。また宇宙飛行士になって狭い路地で誰かに文句をつけている夢を見た。五時四十五分…

おしぼりアートの本

ヒヨコがめちゃくちゃ気になる。ポケットに入れて持ち歩きたい。 初デートのとき、こういうのをチャチャチャッとつくったら、女の子はどう思うのだろう。ドン引き? それとも、おもしろがって盛り上がる? まあ、その子の性格や趣味嗜好性によるか…。超ウケ…

川崎徹「最後に褒めるもの」

「群像」10月号掲載。CMから小説の世界に土俵を移した川崎さんの作品は、今のところすべて読んでいる(つもり)。淡々とした私小説だが奥底に死への畏敬や運命への静かな怒り、そして世界と対峙することへの悲しみが感じられ、とても気に入っている。 本作、…

夢の意味は追わない

バイクに乗っていた。スクータータイプのものだが、排気量はかなりある。アクセルを開き、順調に加速すると、頭が妙に涼しいことに気づく。ノーヘルだ。慌てて家まで取りに帰る。だが、家についた時点でヘルメットのことはすっかり忘れている。一度切ったエ…

ルハルト・ケップフ『フクロウの眼』読了

生まれも育ちも架空の村トゥルゼルンで、重度の不眠症で生まれてこのかた、目を閉じたことがないという郵便配達夫が、おそらくは眠れぬ夜のなかで、自分の生涯を振り返りつつ、郵便配達夫として自分が配達する郵便物をこっそり読むことで知った他人の記憶や…

きゅっきゅっとぎゅっぎゅっご

六時起床。震災から半年、同時多発テロから10年。社会構造やら歴史観やら生活スタイルやら、あらゆるものを変えていかなければ、次の10年は…などと思いつつ起床。 朝、ランニング。曇ったり晴れたりの中、住宅街をぐにゃぐにゃとまわりながら、善福寺緑地へ…

番外編・熱帯夜対策《再掲》

ここ数日、残暑が厳しくなってきたので再掲。初出は去年の6月30日。 ●ぬるめの風呂にゆっくり入る 風呂に入ると疲れやストレスから開放され、ぐっすり眠れることは昔から知られています。 脳生理学の観点からも、入浴は優れた誘眠剤だと言えます。 眠りにつ…

USBシューズ乾燥機

二匹の動物たちが、タッグを組んでキミの靴をカラッカラに乾かしてくれるぞ! 彼らはスゴイ。どんなに靴がくさくても、文句ひとついわず、黙々と靴内部の水分蒸発に取り組み続けてくれるんだ。バッテリーがつづくかぎりはね。おすすめはインド象。 雨の日は…

ルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

最終章。不眠症に悩む男の苦悩。ベッドの上で目を閉じて苦しんでいるときに思い出したロシア人建築家との会話の記憶と、今の苦しみとが渾然一体に。なぜか本文は詩のように改行改行…で書かれている。

こういう記録も大切だ

ハシゴが関係する夢を見たような気がするのだが、それはおそらく昨日の夕方にちらっと見たNHKのバカリズムがベレー帽をかぶり、おそらく藤子・F・不二雄がモデルなのだろうが、彼の本名の「升野」から取ったらしい「マス子先生」なるキャラクターに扮して、…

ルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

第二十三章。うん、聖と俗だな。あるいは、聖の革をかぶった俗と、ムキダシの俗。

それはそれはなんだかとりとめのない一日

六時起床。昨日より幾分暑い。身支度やら掃除やらしていると、時折汗のしずくが床にぽたりと落ちる。今が秋なのか、夏なのか、たちまちわからなくなる。 麦次郎、皮下輸液170cc。調子はよさそうだ。早朝からはりきってあおーんあおーんと鳴き散らしていた。 …

今日の事件簿

「群像」とどいた事件 突然の打ち合わせ事件 だんだん酔っ払うのね事件 それが好みですか事件 それは契約違反かも事件 新宿キャバ嬢事件 ピザ事件 ポテサラ事件 群像 2011年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/07メディア: 雑誌 クリック…

ルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

第二十二章。ボルヘス不在論、間に飛行機墜落の危機を挟んで、またボルヘス不在論。そういえば、ピンチョンが架空の作家なのではないかというウワサが立ったことがあったな。MITのプロジェクトだとか、サリンジャーの別名だとか。 ラストに、本作にしては珍…

大胆な変身

六時起床。薄曇り。寝汗はほとんどない。暑いのがニガテなカミサンが、昨日「明日から秋だ」と、夏休みや春休みを待ちわびている子どものように、うれしそうに言っていたのを思いだした。季節は常に小さく小さく移り変わるようでいて、実は意外に、一瞬で大…

レイザーピット、使ってみた

効果あり! 肌がカミソリ負けしにくくなったようだ。1週間くらい使用したジレットのM3パワー、レイザーピットで軽く刃を研いでから、すっと顔の上を滑らせると、ゾリゾリと深剃りに。これは驚いた。ずっと愛用しよう! それだけの価値が、いや、それ以上の価…

ゲルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

第二十二章。ボルヘス不在説。というより、作者のボルヘスに対する並々ならぬ愛情表現。 ある男がボロクソな飛行機で乗り合わせた老人と会話を交わすのだが、そこでの老人のセリフが魅力的だったので引用。男は、それはボルヘスの言葉ではないかと訊ねるが、…