六時起床。気づけば十月は一日も休まなかった。午前中だけ空いた、といったことは多少あるにはあるが、そんな時間は当然事務処理をしたり資料を整理したりとやらなければならないことはあるわけで、結局気は休まらず、結局隙間時間はあっという間に流れ去り、新たな繁忙の渦に脳みそも体も飲み込まれていく。もっとも、新しいことを考えられることは自分にとっては幸せだ。辛くはない。ただ、ボロくなった靴を買いに行く時間がほしいなあ、だの、たまには外食したいなあ、だの、そういった小さな欲求は積み重なっていく。
仕事。土曜日に片づかなかった案件のつづき。なんとか午前中で片づいた。あとは月曜日に最後の見直しをし、代理店に送信するだけ。昼食は近所の生協で買ってきたかき揚げ天ぷらを載せたあったかいおそばと助六。うまし。
一時間ばかりリビングのホットカーペットの上で寝る。麦次郎が寒がらないように、十月下旬から弱めの温度でオンになっているのだが、寝転がるとそれなりにあたたかく、どんどん自堕落な気分になっていく。うとうとしていくのだが、麦次郎め、ぼくのまわりをうろつきまわり、たまに横で添い寝し、だがすぐにまた起き上がってうろつきまわり、を延々と繰り返した。
十五時、ランニングへ。ひさびさにぽっかり時間が空いたので、靴を買いに出かけてもよかったのだがそんな気にはなれず、むしろ体を動かしたい欲求のほうが勝っていた。17.5kmを96分。まあまあいいペースかな。
入浴。浴後はひさびさに音楽を聴いた。といっても、新しい作品ではなくお気に入りの旧作だけれど。
二十時前、高円寺の猫イベントに出店していたカミサンが帰宅。夕食は友だちと食べてきたというので、冷蔵庫にあったピザをトースターで焼いて、東京MXの20周年特番を観ながら一人で食べた。
カミサン、麦次郎に、とイベントで猫おもちゃをもらったようだ。でも麦、眠いのだろうか、あまり反応しない。
ぷちぷちは元気。お腹の大きさは変わらない。大きくなっていないということは、薬が効いているのだと思う。