五時三十分、パンパンになった膀胱のおかげで自然に目が覚める。「パンパンになった膀胱」という表現は、金井美恵子の作品に出てくるものだ。まったく同じではないと思うが。でも、ちょっと気に入っている。トイレを我慢するたびに、心の中でニヤニヤしながらつぶやいている。
今朝も冷え込みが厳しい。
仕事。某企業の交通広告。
十時三十分、事務処理のために銀行へ。ついでにユニクロでヒートテックを買う。平日だというのに混雑していた。レジに並ぶ人たちの大半は四十代以上の女性で、半分以上の人がヒートテックを手にしている。
ついでのついでに買ってきた神戸屋のパンで昼食。
午後、仕事再開。
夕方、豆乳を買いに行くついでに散歩、と思ったら雨が降りはじめた。上着が水玉模様になる程度には濡れた。帰宅後、仕事を再開していると、サーッと高めの雨音が窓越しに伝わってきた。もたもた歩いていたら、これに引っかかっていたかもしれない。
読書は「群像」掲載の松浦寿輝の連載「人外」の第二話。風呂で読んでいたら、途中で寝落ちしてしまった。危うく本を浴槽に落とすところだった。それはさておき、主人公の動物の形状がどうしてもイメージできない。