わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

うさんくさい天気/東西狂言の会

 五時四十五分起床。篠突く雨。昨日の天気予報で脅されていたほど強くはないな、などとタカをくくっていたら、急に雨風ともに強くなり、傘を差してゴミ出ししないとずぶ濡れになる。メイストームという言葉があることを昨日の予報で知った。エイプリルストーム、なんていうのもあるのだろうか。エイプリルと頭につくだけで、エイプリルフールのせいだろうが、たちまちうさんくさくなる。

 憲法記念日。休日だが、午前中は仕事。某案件の企画書をせっせと進めた。

 ざるうどんで昼食。

 午後は妻と三鷹へ。毎年楽しみにしている「東西狂言の会」を見に行った。東京の野村家、京都の茂山家の共演。ひと粒で二度美味しい。今年は長尺の作品ばかり、しかも、いずれもコントっぽさの強い作品だった。

●無布施経(野村家)

●磁石(茂山家

●文荷(野村家)

 妻と歩いて吉祥寺へ。途中で見つけたオーガニック&グルテンフリーのマフィンなどを売っているお店(店員さんは、新宿の丸井などにも出店していて、ここは工場兼店舗だ、といったことをおっしゃっていた)で、あまりにおいしそうだったのでマフィンを買い、井の頭公園で強風にあおられながら、二人で食べた。できたてほやほや。うまし。

 吉祥寺で買い物してから帰宅。

 夕食はピザとお惣菜で手軽に済ませた。

 

 読書は、長嶋有「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」(「群像」2018年5月号掲載)。ほんの数ページの短篇。母子家庭らしき親子が東京から青森まで高速を使わずに車で移動しようとするが、途中でラジエーターが故障し…。読者の想像力が果てしなく拡がる傑作。かすかな悲しみ、せつなさ、そして小さなやさしさ。とても短い、人間肯定の物語。

 

群像 2018年 05 月号 [雑誌]

群像 2018年 05 月号 [雑誌]

 

 

 ▼正反対の作品? これも傑作。

もう生まれたくない

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