五時三十五分起床。今朝はトイレで目覚めなかったことに気づく。なぜだろう。わからない。
仕事。複数の案件が年をまたいですぐの納品となっているので、あまり気持ちは休まらない。今日が仕事納めではあるが、まだ最終決定の指示が来ていない案件や、年明けのスケジュールが不確定なものがある。朝の二時間で慌ててそれをフォローし、クリアにしていく。なんとか午前中に曖昧な部分をなくすことができた。
午後は荻窪の西友で買い出しを済ませてから仕事再開。某社企業カレンダーの企画案件。アイデアのタネになりそうなものをA4の紙にガシガシと書き込んでいくのだが、買いても書いても、その先が見えてこない。まだ脳内で情報が熟していないらしい。年明けにはスラスラと出てくるようになるだろうか。
夕方、西荻図書館で本四冊を借りる。昼間に取り組んでいたのとは別の案件。インバウンドだの観光だの。
読書は、数ページだけ読み残していた小池昌代「ぶつひと、ついにぶたにならず」(「群像」2020年1月号掲載)。ラストシーンが、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』でぼくが特に好きなシーンにちょっとだけ似ていて、なんだかうれしくなり、そして圧倒された。『百年の孤独』と違うのは、傍観者の視点ではないということ。製本の専門用語のような名を与えられた主人公の少女は、純粋な存在になって、世界を眺める。その視線。その孤独。孤独だが、そこには希望がある。
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