わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

百年の孤独のような

 五時三十五分起床。今朝はトイレで目覚めなかったことに気づく。なぜだろう。わからない。

 仕事。複数の案件が年をまたいですぐの納品となっているので、あまり気持ちは休まらない。今日が仕事納めではあるが、まだ最終決定の指示が来ていない案件や、年明けのスケジュールが不確定なものがある。朝の二時間で慌ててそれをフォローし、クリアにしていく。なんとか午前中に曖昧な部分をなくすことができた。

 午後は荻窪西友で買い出しを済ませてから仕事再開。某社企業カレンダーの企画案件。アイデアのタネになりそうなものをA4の紙にガシガシと書き込んでいくのだが、買いても書いても、その先が見えてこない。まだ脳内で情報が熟していないらしい。年明けにはスラスラと出てくるようになるだろうか。

 夕方、西荻図書館で本四冊を借りる。昼間に取り組んでいたのとは別の案件。インバウンドだの観光だの。

 

 読書は、数ページだけ読み残していた小池昌代「ぶつひと、ついにぶたにならず」(「群像」2020年1月号掲載)。ラストシーンが、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』でぼくが特に好きなシーンにちょっとだけ似ていて、なんだかうれしくなり、そして圧倒された。『百年の孤独』と違うのは、傍観者の視点ではないということ。製本の専門用語のような名を与えられた主人公の少女は、純粋な存在になって、世界を眺める。その視線。その孤独。孤独だが、そこには希望がある。

 

群像 2020年 01 月号 [雑誌]

群像 2020年 01 月号 [雑誌]

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/12/07
  • メディア: 雑誌
 

 

 

黒雲の下で卵をあたためる (岩波現代文庫)

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影を歩く

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  • 作者:小池 昌代
  • 出版社/メーカー: 方丈社
  • 発売日: 2018/11/30
  • メディア: 単行本
 

 

 

幼年 水の町

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百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

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