「群像」 2020年8月号掲載分、読了。
以前は語り手が過去の記憶を思いつくままに辿っていったたり大きく離れてみたり…というインプロビゼーションみたいな流れが作品をかたちづくっていたが(実際は計算づくの可能性もあるけれど)、ここ数回は新型コロナ前後の語り手の生活から過去の猫との関わりあいの記憶を大きく広げていく…という感じに変わりつつある。今後、この感じがどう変化していくのだろう。本作は激動の時代に相応しい作品だと思う。
「群像」 2020年8月号掲載分、読了。
以前は語り手が過去の記憶を思いつくままに辿っていったたり大きく離れてみたり…というインプロビゼーションみたいな流れが作品をかたちづくっていたが(実際は計算づくの可能性もあるけれど)、ここ数回は新型コロナ前後の語り手の生活から過去の猫との関わりあいの記憶を大きく広げていく…という感じに変わりつつある。今後、この感じがどう変化していくのだろう。本作は激動の時代に相応しい作品だと思う。