五時に目が覚めた。昨日、二時間ほど仮眠を取ったからだろう。睡眠が十分ということなのだと思う。だが、時間があるので二度寝した。
さほど寒さは感じない朝。湿度が高いせいか、風が柔らかい。微かに春の初めを思わせる。東の空が黄金色に染まっていた。
仕事。某企業の会社案内のコピー。構成はOKをもらっているのだが、メッセージ部分のイメージがなかなかまとまらない。メモの枚数ばかりが増えている。
一度手を止め、掃除を済ませてから銀行へ。給与振込やら支払いやらの事務処理。銀行のATM、列に並ぶ前に設置してあるアルコールで手指を消毒する人は三割程度。タッチパネルでの操作後に消毒する人はさらに少ない。ま、自分もかなりの確率で消毒し忘れてあとで慌てるパターンが多いのだが。
荻窪のお気に入りのベーカリー「吟遊詩人」で昼食用のパン。ここのレジのお姉さんは、いつもYohji YamamotoかY-3のキャップを被っている。そして店先には戸川純のバンド「ゲルニカ」のCDが飾ってある。店の奥には吉本隆明の『共同幻想論』がある。不思議な店だ。
昼食後は例の会社案内の作業を再開。一度別の仕事を挟んだだけで、アイデアがすんなりまとまるようになった。
夕食は吉祥寺「錆猫ギャラリー」でのグループ展の撤収作業があった妻が帰りに買ってきてくれた牛焼肉とハンバーグのお弁当。高級肉らしい。うまし。年末まで半年近く和牛関連の仕事をしていたので、なんだか感慨深い。