今朝も五時四十分起床。雨。だが天気予報がさんさん脅しつづけていたような嵐ではなく、やや強めの春の雨、という印象。外はぬるい風が強く吹く。風を受ける肌の感触が、大きな生き物の吐く息のようで心地よくはない。
仕事。某美容系案件の企画。
夕方、美容室「Rosso」へ。簡易的なヘッドスパとカットをお願いしたのだが、最近導入したナノバブルのシャワーでの洗髪を勧められた。ヘッドスパとの併用も可能で、プラス千円だという。おもしろ半分でやってみた。最近よく売れているという家庭用のナノバブルシャワーヘッドではなく、電気で加工してナノサイズになった水滴(というのか?)をコンプレッサーで勢いよく出す、というしくみらしい。ヘッドスパとの相乗効果なのか、頭皮のすべての毛穴が大きく開いているような感覚。頭皮や毛穴の汚れをかなり落としてくれるだけでなく美髪効果もあるという。なるほど。家庭用のものが少し欲しくなった。
夕食は先日購入したピカールのラビオリを食べてみた。冷凍食品を超えた味。成城石井あたりの高級スーパーのお惣菜コーナーにあっても全然おかしくないレベルだった。
読書は、保坂和志「鉄の胡蝶は記憶に夢の歳月に彫るか(32)」(「群像」2021年4月号掲載)。時系列でなく、話のフリーな展開による記憶の表現。そして、記憶にぶらさがる感情の、今の視点からの、知的な、そしてややひねくれた分析。