今朝も五時四十分起床。日曜は嵐との予報だったが午前中はなんとかもちこたえてくれるようだ。六時を過ぎると日の光こそ厚い雲に隠れて見えないが明るくなってきたことに反応したのか、ウグイスが元気に鳴いている。確信はないが、声のハリや調子にのった感じからして、どうも若造らしい。
身支度、動物たちの世話、朝食、新聞チェック、と済ませてから、空がぐずつきはじめぬうちにとウォーキングに出かけた。さまざまな春の花たちが、平日はこうした存在にまったく気づかぬまま、書斎にこもって仕事ばかりしていることを気づかせてくれる。
戻ったら葵がウンコしていた。掃除。
午後は仕事。某案件の企画書。下書きは金曜の夜にしておいたから清書だけ、と思っていたが、まったく異なるまとめ方になってしまった。まあ、こんなもんだな。
読書は古井由吉「こんな日もある 競馬徒然草(2)」、若松英輔「見えない道標(2)」(いずれも「群像」2021年4月号掲載)。前者は、成熟した文章はおもしろいが競馬をよく知らないので内容は今ひとつわからない。後者は、先月号に引きつづき遠藤周作『深い河』論と、それにまつわる思い出。評論と私小説を行ったり来たりする、不思議な作品。