夜中は一時間に一度起きてはポカリスエットをがぶ飲みし、トイレに行き、を繰り返した。いつも通り五時四十分に起床したが、もう熱中症の名残のような感覚はない。大丈夫そうだ。血圧も正常。気にせず一日を過ごしても大丈夫だろう。
仕事。一時間に一度起きていたとはいえ、インターバル中にしっかり深く眠れていたようで、目覚めはよく、そして仕事中の頭の回転もよい。自分の思考に自分自身で新しいアイデアでもって横槍を入れていくような、妙な感覚にとらわれた。
十一時、事務処理のために銀行へ。世間はお盆休みモードに入ったようだ。半ズボンの40代のオジサンが子どもを連れて駅前をうろうろしている。
午後も仕事。何度か電話で得意先と打ち合わせ。夏休み直前ということで、みな慌ただしい。
砂川文次「ブラックボックス」(「群像」2021年8月号掲載)のつづき。淡々とした、自らを客観視しつつ主観を交えていく描写のさじ加減が絶妙。