わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

あれ、この子は敵じゃないな

 AKBだか坂道だか、アイドルグループの一員だという女の子と一緒だった。真っ白なTシャツを着た彼女は、軽トラの荷台に載って何やらおかしなことをしている。周囲のビル街の景色がどこか不穏に見えた。おかしい、と感じた。ぼくは、このアイドルの子が実はとんでもない悪者ではないかと思え、問いただすとたちまち彼女の発言からボロが出た。言うことが怪しい。すべてが曖昧だ。ああそうか、この子は敵だ。敵なんだ。そう思ったぼくは彼女を軽トラの荷台から引きずり下ろし、小さくてかわいらしい顔面を右手でがしっとつかみ、プロレスでいうところのアイアンクローをお見舞いした。逃げる彼女に、ぼくは噛みついた。そこでぼくは気付く。あれ、この子は敵じゃないな。やばい、と思ったところで目が覚めたようで、しばらくは何がなんだか、よくわからない状態だった。手にはアイアンクローの、そして歯には噛みついた時の感触がしっかりと残っていた。おかしな夢だ。ま、寝る前に「内村さまぁ〜ず」を見ていたらAKBの子たちが出ていたことが関係した夢なのだろう。攻撃してしまったのは、周囲に敵がいると普段感じているからか。そんなことはないけど。それに、そんな暴力はふるわない。うーむ…。

 五時三十五分、夢の記憶を引きずるように起床。内容はメモしておいたが、思い出しながら無意識のうちに自分の想像力が補完してしまった部分はあると思う。

 仕事。今日もやたらと慌ただしい。

 十五時過ぎ、妻と整形外科へ。妻は四十肩の、ぼくはTFCC損傷の治療。その後、買い出ししてから帰宅。そして仕事再開。

 夕方、また外出。青梅街道沿いの食品店で玄米5kgを購入し、リュックに入れて持ち帰った。重い。

 

 長野まゆみゴッホの犬と耳とひまわり(最終回)」(「群像」2022年6月号掲載)。謎がどんどん解き明かされていく。歴史小説、芸術小説といった趣きが強かったが、実は推理モノでもあるんだよね。