公園のベンチのような場所で気象予報士の女性とおしゃべりをしてから家路に就いたぼくは、森の中で道に迷った。大きなコカコーラのカンバンがある商店の店先にあった地図を見るが、自分が今どこにいて、どの道を通るべきなのかがさっぱりわからない。ただ、どうやら今は栃木の山奥にいて、茨城の実家に向かおうとしていることだけはわかった。途方に暮れつつバッグからスマホを取り出し地図アプリを眺めているといつの間にか画面はカメラに切り替わっていて、そこにおどける一人の男が映った。粗品だ、と思った。霜降り明星の粗品。スマホから目を外すと、目の前に粗品がいた。せいやも一緒だ。彼らと目が合った。すると粗品は、丁寧に道を教えてくれた…というところで目が覚めた。
五時四十分起床。
仕事。新規の依頼が来たが、これまでやったことがあるようでない内容。ただ、やりがいはありそうだ。
夕食はタラコとシソのパスタを食べた。
石沢麻依「月の三相」(「群像」2022年5月号掲載)読了。この作家さん、デビュー二作目(だったかな)でこんなクオリティのものを書いてしまって、今後どうするんだろうと思った。これを超えるのは大変そうだ。読者としては、非常にワクワクするわけだが。