四時四十分、目が覚めてしまった。高校生か中学生か、ずいぶん昔の自分とその友だちが何やらやらかしている、そんな夢だった気がするが、目が覚めた途端に忘れた。ま、いつものことだ。五時四十分、きちんと起床。
涼しい朝。だが曇天だから爽やかさはない。ラジオでは台風情報を少しだけ深刻そうなトーンで報じている。深刻さがやや軽く聞こえるのは、その局が東京ローカルだからか。直撃の心配はなさそうだが、被害を受ける地域は大変だ。
仕事。腰を据えてじっくり作業する日にしよう、と決めていたのに、朝からメールと電話が延々とつづき、ほんの少ししか手を動かせなかった。だが、それなりの手応えはある。
夕方、整骨院へ。アキレス腱炎の治療。整形外科では今ひとつ回復しきれいてない気がしたので、整骨院で相談してみた。手技、赤外線、低周波、超音波。
夜も連絡がなんやかんやとつづいた。
高山羽根子「パレードのシステム」(「群像」2022年9月号掲載)。主人公にとって二つの大切なことの対比。異国という環境が、彼女に重い告白をさせる。