わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

あれ、みんなは友だちだったの?

 五時三十分起床。高校の時の友人が何人か散漫に、夢に出てきた。内容はさっぱり覚えていないが、場所は通学路、ぼくが、友人KとIが、そして偶然にも父が、よく通っていたラーメン屋のそばだ。ちなみに当時、ぼくは父と一緒にその店に行ったことはなく、そして二人の友人ともなかった。二人とは高校を卒業してから一緒に行き、「あれ、みんなは友だちだったの?」と店のおばちゃんに驚かれた。父と行ったら、また驚かれたんだろうなあ。その店が今もあるのかどうかは、知らない。

 仕事。長丁場になりそうな某案件のための資料の読み込みに一日費やした。おもしろいことになりそう。

 

 川上弘美「袋いっぱいに黒い種が」(「群像」2022年12月号掲載)を読む。親子の不仲、孫の不登校、コロナ、友人との腐れ縁、と面倒な人間関係に関するエピソードが断片的にちりばめられているが、どれもこれも感情の描写がほとんどなく、川上弘美らしいドライさ。人との交流における「距離なき距離」みたいなものが随所に感じられる。