最終話「その日暮らし」。作者がモデルになっている老作家の、ここ数年の入院歴が淡々と語られる。妙に冷静で客観的な視点から語られる老いの様子が、静かなエネルギーとでも言おうか、ギリギリのところで確かな力を得ているような、そんな感覚が読み取れた。
最終話「その日暮らし」。作者がモデルになっている老作家の、ここ数年の入院歴が淡々と語られる。妙に冷静で客観的な視点から語られる老いの様子が、静かなエネルギーとでも言おうか、ギリギリのところで確かな力を得ているような、そんな感覚が読み取れた。
五時三十分起床。梅雨曇りの朝。寝汗。雨こそ降っていないが、じっとりした空気に目覚めた瞬間から、実際には眠っている間も、なのだろうが、体中にまとわりつかれた感覚が不快この上ない。麦次郎の体調が気になったが、絶好調そうだ。コジコジは不快なせいか、輪をかけて怒りっぽくなっている。
仕事。ひたすらMacに向かってアイデアを出し、それをかたちにしつづけた。
夕方、気分転換にウォーキング。5.8kmを50分。時速換算で7km。ほとんどスロージョグ。足はまったく痛まない。
夜はデザイナーから送られてきたデザイン案を五月雨で目を通した。梅雨なのに五月雨。こんなくだらないことでも、なんだか笑える。
↓妻のサイト。扉が新作になった。
「群像」2017年7 月号掲載。思った通り、最終回で取り上げられたのは保坂和志。『未明の闘争』の文法的に破綻した書き出し、そして名作『カンバセイション・ピース』の哲学的・認識論的・主体論的論考。『カンバセイション・ピース』は読み返そうかな。
六時十五分起床。朝の蒸し暑さが体中家中町中、まとわりつくように一日中つづいた。
麦次郎、かなり体調がいいらしい。よく食べ、よく水を飲み、よく騒ぎ、よく歩き、よくわがままを言う。コジコジはイライラが最高潮。放鳥している時は寄ってくるのだが、それ以外は知らん顔。換羽と暑さが原因か。
午前中は仕事。昼、都議会議員選挙へ。夜の開票速報を見ると、都民ファースト圧勝。ぼくが一票を投じた方は落選になっていた。
午後も仕事。
夕方、ウォーキングへ。昨日の久々のランニングで軽く膝が痛んでいる。たいしたことはなさそうだが、また三日四日は走らず休めたほうがよさそう。
夕食はイベリコ豚のしゃぶしゃぶサラダ。豚肉がいいとうまさがまったく変わってくるから驚きだ。食べながら「日曜美術館」。「ヌイ・プロジェクト」という、知的障害者などによる裁縫アート(と言っていいのか?)を取り上げていた。絶対に真似できない大胆さと繊細さ。すばらしい。
六時起床。雨。篠付くというには少々雨足は弱めだが、外出の予定に面倒くささを感じさせるには十分な降り方。雨のせいだろう、麦次郎もコジコジもぼんやりと眠たそうだ。
録音しておいた「爆笑問題カーボーイ」を聞きながら掃除。「賀来千香子がニワトリだったら名前はコケココ子という投稿ネタに大爆笑。
昼食を済ませ、十四時に外出。から妻と銀座へ。松屋銀座の夏のセールへ。愛するYohji Yamamoto pour hommeで、ヨウジとしては珍しいヘリンボーンの白シャツを購入。つづいてYohji Yamamoto femme。妻、カットソーとパンツが欲しかったようだが、今一つということで、Y'sへ移動。コットンパンツとカットソー、バッチリのものがすぐ見つかった。ぼくもよさそうなパンツ(レディースです)があったので試着してみたらバッチリ、何の違和感もなかったので買ってしまった。
ついでにGINZA SIXにも寄ってみたが、上の階は激込みだったので地下の食品売り場だけ覗いてみた。高級海苔弁がうまそうだったなあ。一通り見てみて、バラの香りのする紅茶でつくったソフトクリームを食べてから帰宅。十九時、帰宅。麦次郎のことがあるので、これくらいがタイムリミット。
夜はランニングへ。右踵のマメみたいなケガと咳で休んでいたから、10日ぶりくらいになる。スローペース、10.3kmを1時間。
山本耀司。モードの記録。 モードの意味を変えた山本耀司の足跡を探して。
今朝も五時三十分起床。微かな雨音と梅雨の息苦しい蒸し暑さが早朝から感じられる。
麦次郎、皮下輸液170cc。最近は降圧剤も飲みつづけている。コジコジは機嫌が悪い。換羽のせいか、空模様のせいか。
午前中は築地で打ち合わせ。
午後、荻窪に戻り銀行で納税など事務処理を済ませ、荻窪ルミネのレストランフロアにあるきしめんと名古屋コーチンの専門店で親子丼・きしめんハーフ&ハーフを食べる。全然ぺらぺらじゃない太くてしっかりした麺にかつおをがっつり効かせて炭火で焼いた名古屋コーチンが香ばしい濃厚なきしめんに驚愕。こんなのはじめてだ。
午後は仕事。プレゼン案件だの緊急な方向転換への対応だの、何かと慌ただしいのだが、そんな状況に日本生命の外交員にアポなしでいきなり来られて非常に腹が立った。自宅兼事務所でやっていて日中は忙しいのをわかっているはずなのに、無神経にこういうことをしてくる。ホンキで怒ってしまったので対応しなかったら、ドアの新聞とかを入れる口(なんて名前だろう?)から提案書とパンフレットをどさっと入れて帰っていった。そこには麦次郎が寝てるんだっつーの。目が覚めるくらいはいいとして、この子は癲癇持ちで、軽い衝撃が引き金になって発作を起こすことがあるんだよ。って、そんなことしったこっちゃないんだろうが、それでも怒りは収まらない。以前も契約内容の確認といって(この時はアポがあったが)尋ねてきた時、少しついでに営業されるだろうな、とは思っていたものの、こちらの話はほとんど聞かず、おかまいなしに自分の売りたい保険の話をものすごい押しの強さでベラベラと説明してくる、その無神経さに腹を立ててしまったことがある。絶対にアポなしで来るな、平日昼間は来るな、売りたきゃ土日にでも来い、土日も仕事してることは多いけどな、会社に土日動くことが禁じられているなら、ウチに売るのは諦めろ。土日に来たところで絶対に契約なんかしないが。そう言ってやろうかと思い夕方にクレームの電話を事務所のほうにかけたら、午後三時までの対応、という自動音声が流れてきた。怒り倍増、ではなく、呆れた。こういう体験の積み重ねが、信頼関係を壊して、ブランド価値もどんどん下げていくんだよなあ。いやな思いをしたらお客様は逃げる。昨今ネット通販が人気なのは手軽さや安さだけが理由じゃないことは、小売店の人よりも保険外交員なんかのほうが、よーくわかってると思うのだが。顔を合わせて嫌なことをされたら、その人とはもう会いたくなくなるんだよ。残念だ。
二十時過ぎ、状況が落ち着いたので店じまい。土曜は休めそうだが、日曜は働く。そして、そろそろランニング再開だな。