五時四十分起床。高校時代の友人が二人出てきた。一人はなぜかキンキラキンの袈裟を着ていた。だが髪は長い。
目覚めるやいなや、寒い寒いと言いながらエアコンのスイッチを入れるということがだんだん少なくなってきた。今朝はそれほど冷え込まず、外を歩けば目につく桜の蕾や開き始めた木蓮に、早すぎるんじゃないかと違和感を感じるような、頑固な冬の名残のようなものはほとんど残っていない。
仕事。今日はほとんどメールや電話がなく、腰を据えて作業。とはいえ、わずかに届いた数本のメールで状況がガラリと変わるなど、慌ただしさはある程度残っているようで、これがいかにも期末らしい。
夕方、妻と軽くウォーキングがてらOKマートで買い出し。そして仕事再開。キリのいいところまで、のキリがなかなか見えず、なかなか手を止められなかった。
阿部公彦「父たちのこと(1)」(「群像」2024年4月号掲載)。「群像」で長く連載していた話題の本『事務に踊る人々』の作者が、あとがきで触れているらしい父のことが新たな連載になった…ということらしい。『事務に〜』は読まなかったのだが、これはちょっと気になったので読み始めた。元商社マンで、退職後に南アフリカ領事館で働いていたお父さんの話…が、このあとどう展開していくのか。
寝る前に枇杷の葉茶を大量に飲んだせいか、夜中に四度もトイレに行ってしまった。軽く寝不足気味だがいつも通り五時四十分起床。
仕事。見積を二本、そして某案件の資料整理と構成づくり。
十一時、別の案件のリモート会議。ウェルネス系の製品で、とてもおもしろい。
午後は作業をしつつ、複合機のリプレース立ち合い。クソ重たいので、ピアノ専門の運送会社が搬入搬出。その技術にいつも感心する。ありがとうございます。
夕方は妻と軽くウォーキング兼買い出し、そして戻って作業再開。MacとThinkPadのプリンタ設定をしたり、あれこれ雑務的なことをしていたら一日が終わってしまった。
読書はこれから。「群像」4月号掲載の何かを読みます。
五時四十分起床。一ヶ月ぶりの完全休日、とはいえ確定申告をする必要があるから、ほんの少しだけではあるものの、仕事をするようなものだ。
朝のうちはモノクロのマーブル模様に近い、明るいがやや濃淡のはっきりした灰色の雲に空が覆われていたが雪の気配は一切なく、八時を過ぎるとすっきり晴れた。しかし風は強いようで、時折建物や電線を煽るような強い音が響いてくる。気温もそれなりに下がり、体感としても寒い。
午前中は家事に終始。午後からは確定申告。医療費のエクセルファイルへの取りまとめはしてあるので、あとはWebブラウザ上で必要事項を入力するだけ。一時間ほどで済ませることができた。医療費の還付金は13,000円くらいだった。
その後は妻とウォーキング兼買い出し。やや寒い。
夜は「R-1グランプリ」。吉住か街裏ぴんくかな、と思ったら後者が優勝した。
工藤庸子「文学ノート・大江健三郎(8) Ⅲ 神話・歴史・伝承 『万延元年のフットボール』『同時代ゲーム』」(「群像」2024年4月号掲載)。難解な初期代表作を、大江さんが残した大量のエッセイ(主に文学論や創作論)をガイド役に紐解いていく。『万延元年』は大傑作ゆえに語りたくないという評論家は多いんだろうなあ。グロいし。