わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

改善されたのだろうか/スーパーサイヤ人のように

五時五十五分起床。微かな喉の痛みを感じる。最近、どんなに掃除をしても家の中が埃っぽいと感じるので、ハウスダストアレルギーが起きているのかもしれない。掃除機の紙パックと排気フィルターを交換してみた。すると、ぼくの喉の痛みはすぐに消えたが、も…

古谷利裕「ライオンと無限ホチキス」

「群像」4月号掲載の読み切り。画廊に勤めるA、B、そしてその社長、画廊の向かいにあったアパートを出て行ってしまった「あなたたち」、そして「わたし」。視点が散漫に入れ替わりつづけながら、作品の全体像が描かれていく。群像 2012年 04月号 [雑誌]出版…

紅白と黄色

五時五十五分起床。猫に激しく甘えられるが、うっかりしっぽを踏んづけてしまった。一転、激しく怒られた。だが踏んだのは肉や骨があるしっぽ本体ではなく、しっぽを包む毛だけだ。釈然としない。 超多忙な日々がウソみたいにここ数日は落ち着いている。マイ…

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学篇」(22)

「群像」四月号掲載。文学における「戦後」の再定義を、なんと親鸞を引っ張り出して展開している。群像 2012年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/03/07メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (13件) を見る高橋源一郎…

今日の事件簿

初稿終わった事件 校了した事件 再提案事件 アイコン三昧事件 それはわがまますぎる事件

保坂和志「未明の闘争」(30)

「群像」四月号掲載。横浜の港ののどかな様子の描写から、唐突に愛猫の死の記憶、そして動物の死を見届けるということについての話へ。振れ幅を大きくすることで、強く印象付けられるようにしているのだろうか。群像 2012年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: …

濡れコサギ

六時起床。真夜中に目を覚ますような錯覚を起こす朝がつづいていたが、今朝は朝日の微かな明るさを感じることができたような気がする。間もなく春分の日、昼と夜は二分の一ずつに等しく分かれる。 仕事。緩やかに、マイペースに作業をつづける。 夕方、カミ…

大江健三郎「晩年様式集」(4)

「群像」四月号掲載。女たちの、長江古義人への猛烈な批判がつづく。とにかく自虐的。これまでの大江作品すべてを否定しかねない勢い。だが目的はそこにあるのではないのだろうなあ……。群像 2012年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/03/07…

震災と表現

震災から今日で一年。芸術のあり方が震災以降大きく変わってきているようだ。だが、違和感を感じてしまう。震災が起きたから表現のあり方について考え直した、というのではなく、震災が起きても起きなくても考えなければいけないことがあって、それが震災に…

大江健三郎「晩年様式集」(4)

「群像」四月号掲載。女たちの、長江古義人への猛烈な批判がつづく。とにかく自虐的。これまでの大江作品すべてを否定しかねない勢い。だが目的はそこにあるのではないのだろうなあ……。群像 2012年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/03/07…

震災と表現

震災から今日で一年。芸術のあり方が震災以降大きく変わってきているようだ。だが、違和感を感じてしまう。震災が起きたから表現のあり方について考え直した、というのではなく、震災が起きても起きなくても考えなければいけないことがあって、それが震災に…

町田康「ホサナ」

「群像」四月号より。主人公の日常への不満と他社への批判。そして自らに降りかかった災難。過去の町田作品よりトンチンカンさや奇妙な脱力感は抑えめ。社会への怒りが強いように読める。町田さんはそのキャリアからパンク文学の旗手みたいな扱いをされつづ…

簡潔なる休日

六時三十分起床。当たり前のように降りつづける雨に不自然さと自然さの両方を同時に感じつつ、窓を覆う結露のあまりの多さに辟易とした。 午前中は念入りに掃除。終了後は少し仕事。 カミサンがつくったカオパッタイで昼食。いつ食べてもうまい。少し食べす…

今日の事件簿

シ事件 そりゃやばいですね事件 なんかフレンドリー事件 花椿もらった事件 ATOK for Androidは美意識が許さないのです事件 おうち天丼事件 バタンキュー事件

週刊モーニング

「ReMember」総力戦に向けて着々と準備は進む。 ReMember(5) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/02/23メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (17件) を見る

平穏なる一日

六時十五分起床。軽く寝坊。気が緩みっぱなしだ。曇天。 仕事は大きな谷間にすっぽり入り込んでしまっている。今日も雑務以外にやることがない。明日からは立て込みそうなのだが。 夕方、整骨院で治療。 夕食はハヤシを食べた。

中上健次『化粧』読了

「女形」かなり入り組んだ短篇私小説。 本作全体については、ぼくがここでいい加減に展開するものを読むよりも、講談社文芸文庫版巻末に収録された柄谷行人の解説を読んだほうが絶対にいい。こんなに的確で心の底から共感できる中上論は初めて読んだかもしれ…

平穏なる冬の名残り

六時五分起床。昨日の暖かさに、今朝は窓を覆うように濡らす結露がなくなっているのではないかと期待したが、少々甘かった。冬の名残りはまだまだ色濃い。 先週に大きな山を越え、それからはかなり仕事が落ち着いている。今日は雑務ばかりをこなした。 夕方…

中上健次『化粧』

「幻火」本作品集の、もうひとつの柱となっている歴史物。落ち武者と女たちの悲劇。「神坐」こちらは私小説。さまざまな形の、生きることの苦しみ。しかし、生きること自体がその苦しみを忘れさせてもくれるのではないか。そんな可能性だけは感じさせる。化…

梅の花びら

五時五十五分起床。強めの雨がアスファルトや家々の屋根、そして我が家の裏手を流れる川の水面を絶え間なく打つ音が聞こえるのだが、窓を開けるとそれらの音が、空の彼方の雨雲のなかから、あるいは雨雲と地上のあいだの空のどこかから、生まれているような…

中上健次『化粧』

「伏拝」「紅の滝」前世からの因果応報。そんなことを考えてしまう。化粧 (講談社文芸文庫)作者: 中上健次,柄谷行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/08/04メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る中上健次の作品はこちら。『千…

卒業したのか?

六時二十分起床。わずかに寝坊。雨音。雨。 午前中は整骨院へ。頭痛の症状を伝えると、念入りに整体してくれた。 午後はみっちりと仕事。ただし、かなり落ち着いている。十九時、業務終了。 時間が空いたので、大学のときの同級生、ツイッターやってたりFace…

中上健次『化粧』

「三月」家族の愛憎。中上健次の作品はこちら。『千年の愉楽』が近々映画化されるようです。

遠い気配

六時、猫が甘えてきたり踏んづけたり水を汲めと要求したりあれやこれやと騒々しいのだが、六時半に体を起こすと満足したのか騒ぎ終わってクークーと小さな寝息を漏らしながらホットカーペットの上で眠りはじめた。たちまち休日の朝の静けさに部屋全体が満た…

中上健次『化粧』

表題作。化粧という存在の使い方がうまいよなあ。

静寂と喧噪

六時三十分起床。静かなのか騒々しいのかがわからない。目覚めるや否や漠とながらそんな印象を感じたのは、夜中に猫たちが騒いでいたからか、それとも自分の見た夢が静寂と喧噪を行ったり来たりしていたのか。しかし考えてみるに、夜が少しずつ明け朝が来る…

頭痛とともに仕事する

昨夜は頭痛がひどく、ロキソニンを飲んでとっとと寝てしまった。おそらく原因は取材時に録音した音声データ1時間分を1日で、ほとんど休憩も挟まず一気にテープ起こししてしまったからだろう。 六時起床。頭痛、昨日よりはマシだがまだ痛む。雨。 某公共団体…

今日の事件簿

アタタタ事件 びしゃびしゃ事件 10,000字事件