わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

磯崎憲一郎「アメリカ」

『往古来今』より。「過去の話」の連作と考えるべきか。 【1000円以上送料無料】往古来今/磯崎憲一郎ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 日本の小説 > その他ショップ: オンライン書店 BOOKFAN価格: 1,512円楽天で詳細を見る往古来今作者: 磯…

BROTHER JUSTIO A4モノクロレーザープリンタ HL-2270DW

A4両面印刷対応、有線・無線LAN対応、ランニングコスト3円/枚、プリント速度26枚/分。このスペックのモノクロレーザーが1万円代で買えるなんて、独立したての頃からすると夢のようだ。到着が楽しみ。BROTHER JUSTIO A4モノクロレーザープリンタ HL-2270DW…

心の中で生きつづける

六時起床。九月の末日は高校の時の友人の誕生日だったはずなのだが、それが誰なのか、さっぱり思い出せない、というもどかしい思いを、もう二十年くらい繰り返している。ほかの友人の誕生日などほとんど覚えていないというのに、なぜかこの日だけ、しかも日…

磯崎憲一郎「過去の話」読了

過去の断片を散漫に結び付けることで生まれる、人生全体の違和や、漠然とした不条理。生きているその瞬間瞬間にはまったく感じられなかったことが、小説という形態をとることによって、偶発的に、あるいは意図的に、生まれる。ぼくはこういう試みが好きだ。 …

ミズタクではない

六時四十分起床。体調はかなり恢復。頭痛も胃の不調もほとんど感じない。午前中は気合いを入れて念入りに掃除。昼食はかけそばにした。 午後、カミサンは友だちと食事へ。ぼくは仮眠を取った後、溜め込んでいたシャツのアイロンがけ。活字を読む気がしなかっ…

嘔吐とあまちゃん

二時くらいだろうか、気分が悪くて目が覚める。激しい嘔吐。どうやら気管支炎の薬でかなり胃腸が弱っていたところに揚物なんざ食っちまったから、胃が絶叫してしまったようだ。へろへろの状態で布団に再度潜り込むが、気分が悪すぎて眠れない。大正漢方胃腸…

もそもそと

六時起床。涼やかだが秋めいた雰囲気はあまりない。 仕事。夕方、某案件のために竹の塚へ。クライアントは、この駅からさらにバスで15分ほどの場所にある。遠い。軽く何か食べようと思ったが、駅ビルが改装工事だとかで全店閉店になっている。ショック。駅ロ…

磯崎憲一郎「過去の話」

『往古来今』より。私小説風なのだが物語性を極力排除した迷走気味のモノローグは、どことなくぼくの大好きな後藤明生を思い出させる。 【1000円以上送料無料】往古来今/磯崎憲一郎ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 日本の小説 > その他シ…

違和の上着

五時四十五分、起床。血圧を測っている間、数秒、せいぜい十数秒だと思うが、寝てしまった。 「あまちゃん」。残すところ、あと二話。さみしい。 仕事。少々難しいネーミング案件。無理やりアイデアをひねり出した。 午後、外出。油断していると鳥肌が立ちそ…

三浦雅士『私という現象』

吉本隆明の『言語にとって美とはなにか』に言及していた。自己表出と指示表出。懐かしいな。これを読んだのは大学二年生だったか三年生だったか…。 [rakuten:bookoffonline:10460197:detail] 私という現象 (講談社学術文庫)作者: 三浦雅士出版社/メーカー: …

多和田葉子「かかとをなくして」読了

衝撃的な不条理。うん、その一言に尽きる。群像 2013年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/09/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (7件) を見る三人関係作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/03メディア: 単行本 クリッ…

ストーブの爆発

六時に目は覚めていたものの、うっかり眠ってしまい、六時半に慌てて起床。起きられなかったのは、夢見が悪かったからか。女性が腰掛けていたストーブが突然着火して大爆発を起こし、尻の部分を大けがしたその女性は爆風でビルの屋上まで飛ばされ、手すりに…

多和田葉子「かかとをなくして」

物語が、進展してるんだかしてないんだか…。群像 2013年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/09/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (7件) を見る三人関係作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/03メディア: 単行本 クリッ…

フンフンの日

六時起床。咳も鼻くそも収まり、かなり通常時に近づいてきた。が、痰田家は相変わらずで、咽喉の浅いところ、上あごとの境目あたりに引っかかってプラプラしているような感覚がある。この位置の痰は、違和感はあるわ声はかすれるわで、やっかい極まりない。 …

三浦雅士『私という現象』

八十年代に発表された初期の文芸評論集なのだが、今読んでいる第一章目は、存在論、認識論としての色合いが濃い。というか、そればっかし。あの時代の現代思想の流れにどっぷりつかっている感じ。おもしろい。 [rakuten:bookoffonline:10460197:detail] 私と…

多和田葉子「かかとをなくして」

「群像」10月号掲載の、多和田さんの処女作。女性版カフカ、って感じで、多和田さんのエッセンスが満載。小島信夫的な迷走感もある。すごい。群像 2013年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/09/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (7件) …

痛波

不快さに何度も目が覚めた。気管支炎が原因ではない。咳はほぼ止まっており、時折痰が出るのと、せいぜい鼻水がたまるくらいで、眠りに支障が出るほど重篤ではないのだが、今度は胃腸をやられているのか、ひどい胸つかえに幾度となく苦しめられた。痛みには…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世編1 贖罪の論理」

イエスの死=キリストの贖罪は、神との贈与関係から語ることはできない、と著者は説明する。 キリストは、互酬的な贈与交換にこそ正義の原形があるとする論理を停止させようとしている。(中略) キリストの死によって、罪が贖われたというとき、われわれは…

症候群

六時三十分起床。「あまちゃん」のない日曜の朝は退屈だ。あと一週間で放映が終わる。どんな気持ちになるのだろう。ネットでは「PASD(Post-Amachan Stress Disorder)」だの「あまちゃんロス症候群」だの、そんな言葉まで生まれ、話題になっている。 念入り…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世編1 贖罪の論理」

「贈与」という視点から考える東西異文化論、もとい西洋の絶対的優位性についての考察。イエスがユダヤの神殿を襲撃したエピソードが紹介されていた。群像 2013年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/09/06メディア: 雑誌この商品を含むブロ…

鼻水と愉楽

六時起床。鼻水はギリギリのところで鼻くそ化せず水分を保ったまま鼻腔内にとどまっていたようだ。目覚めるや否や、一発豪快に鼻をかんだ。粘液質の鼻水、いわゆる青っぱなが、だばだばと出てきた。鼻水は、色が濃ければ濃いほど楽しい。なぜだろう。 八時、…

鼻くそと雪

六時起床。どうやら粘液質の鼻水が溜まると鼻くそになりやすいらしい。こまめに鼻をかまないと、鼻くそでガビガビになってしまう。鼻くそに鼻水がついてでっかい鼻くそに成長していく。そのさまは、小さな雪玉が雪だるまになっていく様子によく似ている。 耳…

デスメタルと鼻くそ

咳とたんで眠れず。夜中、麦次郎の相手をするために声をかけたが、デスメタルな声が出てきて驚いた。 六時起床。デスメタルは治ったが、咳とたんは相変わらず。鼻水も止まらない。油断していると鼻水が固まって鼻くそになる。鼻くそに鼻水がつき、それが乾い…

とっととととっと

六時起床。朦朧。咳、鼻水、たん。 「あまちゃん」、仕事。夕方、かかりつけ医へ。気管支炎とのこと。戻ってからも仕事して、あとはとっととととっと寝た。

ハブを捨てる

六時起床。昨日寝ていたのがよかったのか、のどの痛みはなくなっているが、風邪っぽさは抜けない。「あまちゃん」。仕事。MacからCanon imagepress C1+でプリントができなくなるという大トラブル発生。解決できぬまま外出。 後楽園にて新規案件の打ち合わせ…

寝て直せ

六時起床。熱っぽい。「あまちゃん」。台風。風。風邪。一日中寝て過ごした。

ラモノーナ・オースベル/岸本佐知子訳「安全航海」

「群像」10月号掲載。気付くと大型の船に乗せられていた老婆たちを、アリスという名の二度結婚をした女の視点を中心に描いている。多視点であるような、単視点であるような。不条理であるような、夢の世界であるような、それでいて不思議なリアリティがある…

土嚢とホコリ

六時起床。台風接近。早朝から我がマンションの裏手を流れる善福寺川は決壊直前に。ファサード前の道路は早くも冠水。隣に住むCちゃん、部活にいけなくて困っている。マンション住民総出で土嚢を積んで対策していると、すぐに小ぶりに。道路の水は金角銀角の…

古井由吉「男たちの円居」読了

極限状況かと思いきや意外に中途半端で、その余裕からか、状況を克明に描写したり考察したりという余裕がある程度主人公に残っている分だけ、逆にリアリティがある。文学部の学生という、当時としては中途半端でおさきの見えない状況にある青年を、その状況…

懲りない

六時起床。身支度、掃除、「あまちゃん」。 午後から吉祥寺へ。2日連続。シリコン製の洗濯カゴ、スモークサーモンなど購入。夕食に食べた。